着用するだけでウエストにくびれが作れる「コルセット」を使ったダイエットをご存じですか?
きれいなボディラインを手に入れるために、運動や食事制限などのダイエットをしている方は多いでしょう。しかし、お腹まわりの脂肪は内臓を守る役割を持っているため、頑張ってダイエットしていてもなかなか落ちてくれません。
ダイエットが難しいウエスト部分ですが、コルセットを着用するだけでくびれが作れるのであれば魅力的ですよね。さらにコルセットの着用はダイエットにうれしいさまざまな効果もあるとされています。
今回は、コルセットでくびれが作れる理由や得られる美容効果、コルセットを着用する際の注意点などをご紹介します。
目次
コルセットにはどんな効果があるの?
「コルセット」と聞くと腰痛予防のために腰まわりに巻くサポーターをイメージする方も多いでしょう。しかし今回ご紹介するのは体のラインを美しく見せることを目的としたコルセットです。
もともとコルセットとは、16世紀ごろに貴族の女性がドレスの下に着用し体型を美しく見せるために使われていました。ウエストを細く矯正することでバストとヒップの豊かさを強調させたのです。
これだけ聞くと「コルセットを外したら元の体型にもどるのでは?」と疑問に思う方もいるでしょう。では、コルセットでどのようにしてくびれが作られるのか、そしてコルセットを着用することで得られる美容効果について見ていきましょう。
コルセットとはどんなもの?
ウエストのくびれ作りに特化したコルセットは、バスト下からウエストにかけてのボディラインをきれいに見せてくれます。肋骨を締めるように着用するため、骨格そのものにアプローチするのが特徴です。
肋骨は柔軟性があるため、締め付けることで開きや出っ張りが改善されます。その結果見た目が細くなり、くびれが現れるのです。
補整効果を出すためには、肋骨をギュッと強く締め付ける必要があります。そのためコルセットのサイズは自分のウエストサイズを測り、自身のサイズに合ったものを選びましょう。
ウエストサイズが変化したり、くびれが出来て補整感に物足りなさを感じる場合は一つ小さいものにサイズダウンしても良いかもしれません。ゆるいと感じるサイズのコルセットでは引き締め効果が得られませんので注意しましょう。
コルセットの美容効果
コルセットは肋骨を締め付けて骨格へアプローチを行うものですが、それ以外にもうれしい美容効果が期待できます。
こちらでは、コルセットを着用することでボディラインが美しく見える理由やダイエットに関するメリットについて解説します。
姿勢が良くなる
コルセットを着用すると背筋が伸び、本来の姿勢へとサポートしてくれます。
反り腰や猫背の姿勢ではボディラインがゆがみ、全身の筋肉をうまく使えません。それにより代謝が落ちて痩せにくい身体になるため、ダイエットをする上で姿勢の改善は重要とされています。
また姿勢が悪いと太って見えたり、老けて見られたりすることもあります。コルセットを着用することはきれいなボディラインだけではなく、美しい姿勢への改善にも効果的です。
食欲を抑えられる
コルセットを着用すると腹部が圧迫されるため、食欲を抑えられます。
着物を着た際にお腹が帯で締め付けられ、食べる量が減ったというような経験をしたことはないですか?コルセットも同様に少量の食事だけでも胃が苦しいと感じるため、食べすぎ防止に役立ちます。
食事の量が減ると、1日に摂取するカロリーも減らせます。コルセットの着用は「ダイエットしたいけれど、食事制限が苦手」という方にもおすすめです。
くびれができる
コルセットは開いた肋骨を引き締めることで骨格へアプローチし、細い見た目とくびれを作ります。
補整下着は脂肪を適切な位置へ引き上げたり、押さえつけたりすることで体型をカバーします。コルセットも同様に脂肪をあるべき位置へサポートしたり、骨格をサポートしたりすることでメリハリのあるボディラインを作り出す特性があります。
そのため初めのうちはコルセットを外すと脂肪や骨格は元の位置に戻ってしまいます。しかし継続して着用することで肋骨の位置が固定されていくため、一定期間きれいなくびれが保たれるようになるのです。
バストアップ効果があるって本当?
コルセットを巻くことでバストアップ効果が期待できるという話を耳にすることがあります。しかし実際のところ、コルセットの着用によるバストアップの医学的な根拠はありません。
しかし、コルセットを用いることで脂肪を適切な位置に引き上げることができます。コルセットによってバストを下から支えることができるので、バスト位置も上がりやすく、その結果、バスト全体にボリュームが出てスタイルアップを期待できます。
効果的にバストアップをかなえたい方は、それらに特化した「育乳ブラ」のような補整下着を着用するのがおすすめです。
育乳ブラでバストが美しいシルエットに
くびれを作る他にも「バストが下がってきた」「育乳したい」「脇や背中のお肉をスッキリ見せたい」などの悩みを持つ方には、育乳ブラがおすすめです。
育乳ブラはバストを中央へ引き寄せたり、脂肪の横流れを防いだりすることで自然な美しいバストシルエットと谷間を作る効果が期待できます。
また、育乳ブラは胸の位置を高く保ち、脂肪がついてほしくない箇所を押さえてくれるためバストまわりにメリハリをつけることもできるのです。
ガードルで下半身が美しいシルエットに
コルセットだけでは補整できない下半身太りや内ももの脂肪が気になるという方には、ガードルの着用がおすすめです。ガードルには、ハミ肉やたるみなどの体型の崩れをカバーする効果が期待できます。
下半身太りの主な原因には、筋力低下や骨盤のゆがみなどが挙げられます。下半身の筋力が低下すると股関節が緩み、太ももがたるんでしまうのです。また、骨盤がゆがむことで内臓が正常な位置に固定されず、お腹がぽっこりと出てしまいます。
ガードルは、ゆがんだり開いたりした骨盤にアプローチします。しかし骨盤の上部分を押さえてしまうと骨盤がハの字に開いてしまう恐れがあります。広がりを補整するためには「大転子」と呼ばれる太ももの出っ張った部分を締めるガードルを選ぶようにしましょう。
加えてガードルはぽっこりと出たお腹を押さえ、ヒップラインを持ち上げることで美しいシルエットが作り出せます。
逆効果になる危険性があるコルセット着用の注意点
ウエスト部分を締めて骨格へアプローチするコルセットは、美容効果を感じやすいメリットがある一方で、注意しなければならない点もあります。
強い締め付けが伴うコルセットの使用は、筋肉の活動現象に伴う血流不足や内臓の圧迫につながるため、間違った方法で使用しないようにしましょう。
コルセットを着用する際には具体的にどのようなことに気をつければいいのでしょうか?
睡眠時や長時間の着用はしない
コルセットを着用すると、腹部が締め付けられ内臓が圧迫されるため血流が悪くなる危険性があります。そのため睡眠時や長時間の着用は避けましょう。
コルセットを初めて着用する方や久しぶりに使用する場合には、1日の着用時間を1時間程度に留めて使用してみましょう。無理なく安全に着用するには、体調を確認しながら徐々に着用時間を伸ばしていくことが大切です。
息苦しい・体調が悪い時は着用しない
締め付けで息苦しい、体調が悪いと感じる時に無理して着用を続けると体に悪影響が出る可能性があるため着用をやめましょう。
コルセットの強い締め付けにより、腹部や内臓が必要以上に圧迫されているかもしれません。不快感がある際には無理をせず、すぐにコルセットを外して体を休めてください。
コルセットの効果を出すには、継続して使用することが大切です。体調不良で着用できなくなるよりも、無理のない範囲で長く使用することが重要になります。
未成年や妊婦は着用しない
成長途中である未成年や、妊娠中の方は内臓や体に負担がかかるコルセットの使用はやめましょう。
コルセットは腹部を強く締め付けることで骨格へアプローチします。体がしっかりと出来上がっていないうちに使用すると成長に悪影響を及ぼす可能性があるため危険です。
また血流が悪くなったり腹部に強い力を加えたりすることは、妊婦自身や胎児にも悪影響を与える危険性があります。
【まとめ】くびれに効果を発揮するにはコルセットの正しい着用が大切!
コルセットの着用は肋骨を締めることで、骨格そのものへアプローチしてくびれを作り出す効果が期待できます。運動や食事制限が苦手な方や、短期間できれいなボディラインを作りたい方におすすめです。
しかし、コルセットを使用する際には注意点もしっかりと把握しておく必要があります。息苦しさや体調が悪いと感じた際にはすぐに使用をやめて、体を休ませてあげましょう。
また、バストアップ効果が欲しい方は、それらの部位に特化した補整下着を着用するのがおすすめです。
コルセットや補整下着を着用する際には、その使用方法を守り、正しい着用を心がけてくださいね。