「いつものサイズのブラジャーなのに、試着してみたらフィット感がいまいち」そんな経験はありませんか?
ブラジャーは、同じサイズ表記でも、メーカーや種類によってつけ心地が異なります。また、バストサイズは体調や生活環境などに合わせて変化するため、これまで着けていたブラジャーが合わなくなるケースも少なくありません。
そこで試してほしいのが「姉妹サイズ」のブラジャーです。今回は、ブラジャーのサイズが合わないと感じる時に知っておくと役立つ、姉妹サイズの選び方について紹介します。
姉妹サイズとは
「姉妹サイズ」とは、いつも自分が着用しているブラジャーのカップ容量に近いサイズを指します。
例えば、ブラジャーを購入する際に、いつものサイズがきついと感じたら「普段のブラサイズはC70だから、C75を購入しよう」と考える方は多いのではないでしょうか。しかし、これには注意が必要です。
ブラジャーのカップサイズはトップバストとアンダーバストの差で決まります。そのため、普段「C70」を着用している方が「C75」を選んでしまうと、アンダーバストの差が5cm生じるため、カップ容量も大きくなってしまうのです。
姉妹サイズを選ぶ際には「カップサイズを1つ下げたら、アンダーサイズを1つ上げる」または「カップサイズを1つ上げたら、アンダーサイズを1つ下げる」というポイントを覚えておくと、大幅にサイズが変わることなく、よりフィットするブラジャーを見つけられます。
姉妹サイズ一覧表
こちらでは姉妹サイズ表を見てみましょう。
普段「C70」を着用している方の場合、姉妹サイズは「B75」もしくは「D65」です。一見大きくサイズが変わると思われるかもしれませんが、カップ容量はいつも着けているブラジャーに近く、違和感は少ないでしょう。
普段のアンダーサイズ→ ↓普段のカップサイズ | 65 | 70 | 75 | 80 | 85 |
---|---|---|---|---|---|
A | - | B65 | B70 | B75 | B80 |
B | A70 | A75/C65 | A80/C70 | A85/C75 | A90/C80 |
C | B70 | B75/D65 | B80/D70 | B85/D75 | B90/D80 |
D | C70 | C75/E65 | C80/E70 | C85/E75 | C90/E80 |
E | D70 | D75/F65 | D80/F70 | D85/F75 | D90/F80 |
F | E70 | E75/G65 | E80/G70 | E85/G75 | E90/G80 |
G | F70 | F75/H65 | F80/H70 | F85/H75 | F90/H80 |
H | G70 | G75/I65 | G80/I70 | G85/I75 | G90/I80 |
姉妹サイズを選ぶポイント
姉妹サイズ表に沿ってブラジャーを選んだにもかかわらず、「実際に着用してみると体に合わない」ということもあるでしょう。
ブラジャーはメーカーやデザインによってサイズ感が多少異なるため、姉妹サイズを購入する際には注意が必要です。
こちらでは、姉妹サイズを選ぶ3つのポイントを紹介します。
自分のアンダーサイズに近いものを選ぶ
姉妹サイズ表には、1つのサイズに対して「姉妹サイズ」が2つ記載されており、どちらを選べばいいか悩んでしまいますよね。そんな時には、自分のアンダーサイズに近い方を選んでみましょう。
例えば、普段着用しているサイズが「D70」だとすると、姉妹サイズは「C75」と「E65」が当てはまります。自分のアンダーサイズが「68cm」だった場合は「E65」を選ぶと、快適に着用できる可能性が高いです。
正しいバストサイズを採寸する
女性のバストは生活環境や加齢などにより、日々サイズが変化します。そのため姉妹サイズを購入する際には、正しいバストサイズを採寸しておくことが大切です。
バストの正しいサイズを把握し、適切なブラジャーを選ぶために、月に1度の採寸をおすすめします。
バストサイズはブラジャーを取り扱う店舗で採寸してもらえますが、自分でもメジャーと全身が映る鏡があれば簡単に測れます。ネット通販で購入する場合などには、自宅でチェックしてみましょう。
ブラジャーの正しいサイズの測り方!自分でできる測り方&盛る着け方を完全レクチャー
サイズが合うまで試着をする
ブラジャーは種類によって形状や着用感が異なります。そのため姉妹サイズ表で自分のサイズを確認した後は、必ず試着をして違和感がないかを確認しましょう。
最近ではネット通販でも、サイズが合うまで無料で交換可能なサービスを提供しているメーカーも増えています。これなら「ネットで購入したいけど、サイズ選びが難しそう」と思う方でも安心して利用できますね。
どうしてもブラのサイズが合わない場合は…
自分のバスと似合うはずの姉妹サイズのブラジャーなのに、なんだかしっくりこないと感じることがあるかもしれません。そのような時は、ブラジャーのサイズが合っていない、またはアンダーベルトやストラップなどがうまく調節できていない可能性があります。
こちらでは姉妹サイズ以外にも使える、ブラジャーのサイズを調整する方法を紹介します。
自分の体に合わせてブラジャーを着けるために、調節すべきポイントをチェックしておきましょう。
着用感からサイズを選ぶ
試着をしてみると、カップ容量が合っていないと感じることもあるでしょう。
そこで、次の表を参考にサイズを交換してみましょう。
姉妹サイズに変更する場合には、「カップサイズを1つ下げたら、アンダーサイズを1つ上げる」または「カップサイズを1つ上げたら、アンダーサイズを1つ下げる」というポイントがありましたね。
これを踏まえて、姉妹サイズ以外にも「D70」を例に、着用感とサイズの選び方を見てみます。
【例】「D70」のブラジャーの着用感とサイズ変更 ・カップはちょうどいいが、アンダーがきつい→「C75」(姉妹サイズ) ・カップはちょうどいいが、アンダーがゆるい→「E65」(姉妹サイズ) ・アンダーはちょうどいいが、カップが大きい→「C70」 ・アンダーはちょうどいいが、カップが小さい→「E70」 ・カップもアンダーも大きい→「D65」 ・カップもアンダーも小さい→「D75」 |
延長ホックを使う
サイズはぴったりでも「体調に応じてアンダーサイズを調節したい」「緩めのアンダーが好み」という方もいるでしょう。そんな時には延長ホックを使ってみましょう。
延長ホックは縫い付け不要で、手軽にアンダーベルトに長さを足せる便利アイテムです。ブラジャーのホックにひっかけるだけで使えて、着用中に外れることもありません。
購入したブラジャー専用の延長ホックは、ホックの段数やカラーをブラジャーに合わせて選べます。購入する際には事前に確認しておきましょう。
パッドを出し入れする
生理前にバストが張ったり、左右でサイズが違ったりする場合は、パッドを出し入れしてカップの容量を調節してみましょう。
カップ容量が合わないままブラジャーを着けていると、「ブラの中でバストが動いてしまう」「締め付けられて体に負担がかかる」といったトラブルが起こりやすくなり、快適に過ごせません。
ブラジャーのカップが小さい・大きいと感じた時には、パッドをうまく使ってみましょう。
ストラップを調節する
「カップサイズは合っているのに、カップが浮いている」「アンダーサイズは問題ないが、ブラがずり上がる」
このような悩みを持つ方は、ストラップの長さが問題かもしれません。ストラップの長さは、肩とストラップのあいだに指が1本スッと通るくらいが理想です。
また、ストラップは着用や洗濯を繰り返すうちに伸びてしまうことがあります。ブラジャーを着用して違和感を覚えたら、その都度ストラップの長さが適切かどうか確認してみてください。
まとめ
「普段着けているサイズがしっくりこない」「生理周期に合わせてブラジャーを交換したい」といった場合には、姉妹サイズのブラジャーを試してみましょう。姉妹サイズであれば、大幅にサイズを変えることなく、よりフィットするブラジャーが見つかる可能性があります。
また、姉妹サイズのブラジャーを購入する際には、選び方のポイントを把握し、快適なつけ心地のよいものが見つかるまでしっかりと試着することが大切です。また、バストサイズや体調の変化に応じて、ストラップやアンダーの長さを調節することも覚えておきましょう。
自分のバストにぴったり合う、お気に入りのブラジャーを見つけて、毎日を快適に過ごしてくださいね。