バストをより美しく見せるために、育乳ブラが欲しくなるでしょう。しかし、「自分に合う育乳ブラはどれだろう?」と悩むことはありませんか。
育乳ブラの選び方では、自分が使いたい用途やサイズ選びが大切になります。
今回は育乳ブラの特徴と目的にあわせて、選び方のポイントを紹介します。
育乳ブラとは?
そもそも育乳ブラについて、よく理解していない女性も多いでしょう。育乳ブラとは、バストをきれいに見せてくれたり、脂肪をあるべき場所にしっかりとホールドしてくれたりするブラジャーのことをいいます。
女性のバストは大部分を脂肪が占めているからこそ、その柔らかさや丸みが魅力的なパーツです。しかし、重力や揺れによって下垂したり、形が崩れたりする可能性もあります。
育乳ブラは、このような弱みをカバーするために「バストのお肉を包み込み、支える」という役割があります。
【目的別】育乳ブラの選び方
バストをきれいに見せるには、育乳ブラの選び方が重要です。しかし、女性の「必需品」とも呼べる育乳ブラの正しい用途を知らない人が多いのも事実です。
まずは自分のバストの特徴を把握し、それをカバーできるような性能を持つ育乳ブラを選ぶようにしましょう。
ここでは、目的に合わせた育乳ブラの選び方について紹介します。
正しいバスト位置にキープできるブラを選ぶ
バストトップが二の腕の中央より下がっている「垂れ乳」や、胸から鎖骨にかけての脂肪が少ない「そげ胸」に悩む人がいます。そのような場合は、まずバストを正しい位置に戻してあげることが重要です。
バストラインをしっかりとあるべきところに戻すためには、ブラジャーにワイヤーが入っているものを育乳ブラとして選びましょう。
カップやワイヤーで支えていても、次第にブラジャーが下がってしまう場合は、アンダーサイズを間違えているか、ストラップが緩すぎることが考えられます。指1本ほどが無理なく入るほどの長さで、ストラップを調整してみるといいでしょう。
バストを引き寄せて谷間を作るブラを選ぶ
もともと「離れ乳」と呼ばれるバストを持つ女性は、両胸が離れていることでボディラインが膨張して太って見えることもあります。離れているので、本来であれば谷間があるはずのサイズでも寂しい印象になってしまいがち。
谷間を作るためには、ブラのカップのサイドに丸みが少なく、サイドをすっきりと見せてくれる育乳ブラを選ぶのがおすすめ。
また、サイドボーンが高く作られているブラジャーを選べば、余分なお肉を背中に逃すことなくしっかりと中央に寄せることができます。
脇肉・背肉をすっきりさせるブラを選ぶ
サイドボーンやワイヤーで、しっかりと脇肉と背肉をバストの位置に補整します。カップのなかに入れて、ホールドしてあげるには、そのお肉を流さない工夫をしてあるブラジャーを選びましょう。
育乳ブラは、背中やお腹にバストのお肉が流れないように、サイドボーンやワイヤーが入っています。サイドボーンやワイヤーが長めで脇高設計の育乳ブラを選べば、多くの脇肉をキャッチしてくれるので育乳に役立つでしょう。
24時間手軽にバストケアができるブラを選ぶ
24時間着用できるようなつけ心地が自慢のナイトブラやノンワイヤーブラもおすすめです。
とくに体調が悪いときは締め付けられるのが嫌なときもあるでしょう。近頃はワイヤーがなくとも、しっかりとカップとゴムで支えられるタイプも多くでています。
ブラジャーの締め付けが苦手な方は、ナイトブラやノンワイヤーブラを育乳ブラとして選んでみてください。
ぴったりサイズの育乳ブラの選び方
自分のブラジャーのサイズを選んだら、まずは試着を心がけましょう。
試着すると自分のボディラインにフィットするかを早く知ることができます。通販サイトでも、フィッティングをしてサイズが合わなかった際にサイズ変更が可能な場合もあるので、サイトのサービス内容を確認してみてください。
ブラジャーのデザインによっては、生地やカップの形状から、同じサイズであってもフィット感が異なります。ぴったりサイズの育乳ブラを選ぶためのポイントを見てみましょう。
バストの円隔とワイヤーの形が合っているものを選ぶ
バストの円隔(底辺)は人によって違います。バストの円隔に合った育乳ブラを選ぶと、ずり上がりなどが防止でき、フィットしたつけ心地を実現できるはずです。
商品によってワイヤーの形や長さにも違いがあるので、都度確認して選びましょう。
ストラップの長さを調節できるものを選ぶ
左右のバストトップと鎖骨の中心が正三角になると、バストが魅力的に見えます。
育乳ではバストをしっかり支える必要があるので、ストラップの長さも肝心です。長さの調節ができる育乳ブラを選び、鏡を見ながら、しっかりとあるべき場所へバストを持ち上げましょう。
パッドの抜き差しができるものを選ぶ
バストサイズに左右差があると、育乳ブラがなかなかフィットしないときもあります。そんなときは、ブラジャーのパッドを抜き差しして調整しましょう。
カップに入っているパッドが厚い場合は、自分のバストがはみ出てしまう場合もあります。必ずしも入れておく必要はないので、パッドの取り外しが可能な育乳ブラを選び、ときにはパッドを抜いて調整するのも手段の一つです。
ホックの調節がしやすいものを選ぶ
女性のバストは生理周期によってサイズが変化することもあります。いつでも正しいバスト位置で育乳をするためには、ブラジャーのホックでサイズ調整がしやすいものを選ぶようにしましょう。
育乳のためにアンダー部分をしっかり固定することは大切ですが、バストが張っているときや、体調が優れないときに苦しいと感じる程締め付けてしまっては危険です。
ホックが複数列あるものを選べば、コンディションによってブラジャーの締め付け具合を調節できるため安心です。
おすすめの育乳ブラ【7選】
育乳ブラの適切な選び方がわかったら、次は自分に合った育乳ブラを選びましょう。
ここでは、おすすめの育乳ブラを7つ紹介します。
それぞれの育乳ブラには、バストの悩み別にさまざまな機能やデザインが施されています。育乳ブラの機能性については、わかりやすく表で解説しますので、それぞれの特徴からお気に入りの育乳ブラを見つけましょう。
キスするブラ
サイズ | B65〜G80 |
ストラップの長さ調節 | ◯ |
ホックの数 | 2段3列(B~D) 3段3列(E~G) |
ワイヤー | 入り |
サイドボーン | 有り |
パッドの取り外し | ◯ |
ふんわり丸みのあるバスト作りを叶えたいなら「キスするブラ」がおすすめです。
脇高設計でサイドに流れたお肉をしっかりキャッチし、下からバストを持ち上げるためデコルテをふっくらと見せられるようになります。
キスするブラのようなリフトアップタイプの育乳ブラはバストを高い位置に固定できるのが特徴です。
グラモアブラ
サイズ | A70〜G80 |
ストラップの長さ調節 | ◯ |
ホックの数 | 2段3列(A~C) 3段3列(D~G) |
ワイヤー | 入り |
サイドボーン | 有り |
パッドの取り外し | ◯ |
美しいバストと谷間を作りたい方には「グラモアブラ」がおすすめです。
内向きカップ設計なので両サイドから中央へバストを寄せ、立体的できれいなI字型の谷間を作ります。また丸みのあるワイヤーは、バスト周辺のお肉をしっかりとキャッチしカップ内へ入れ込みます。
脇高&サイドボーン設計のグラモアブラは、バストをホールドすることで美しいシルエットをキープします。
TAWAWAブラ
サイズ | A70~F75 |
ストラップの長さ調節 | ◯ |
ホックの数 | 2段3列(A~B) 3段3列(C~F) |
ワイヤー | 入り |
サイドボーン | 有り |
パッドの取り外し | ◯ |
「TAWAWAブラ」は谷間とボリュームの両方ともが欲しいという願いを叶えてくれる育乳ブラです。
グラモア独自に開発されたオリジナルパッドは、特殊な形状でバストラインに沿いながら、バストを上にプッシュアップするのが特徴です。
TAWAWAブラは、サイドをすっきり見せつつ、カップ外側にもボリュームが出せる設計になっています。これによりバスト全体がふっくらとした見た目になるのがポイントです。
パフュームブラ
サイズ | A70~G80 |
ストラップの長さ調節 | ◯ |
ホックの数 | 2段3列(A~C) 3段3列(D~G) |
ワイヤー | 入り |
サイドボーン | 有り |
パッドの取り外し | ◯ |
「パフュームブラ」は離れ乳に悩む女性に寄り添う育乳ブラです。
パフュームブラは内向きカップと広めのワイヤーで、バストを中央へ寄せて、上に持ち上げるのが特徴です。脇や背中からお肉をしっかりと集め、カップ内に入れ込むためデコルテ部分までふっくらとボリューミーなバストへと導きます。
バストを高い位置で寄せてキープするパフュームブラは、谷間ができにくいといった特徴がある離れ乳に特化した育乳ブラであると言えるでしょう。
グラマーフィットブラ
サイズ | F70~I85 |
ストラップの長さ調節 | ◯ |
ホックの数 | 3段3列 |
ワイヤー | 入り |
サイドボーン | 有り |
パッドの取り外し | ◯ |
「グラマーフィットブラ」は悩めるグラマーさんをサポートするブラジャーです。
カップ部分が4枚接ぎになっているためバストの自然な丸みを表現できます。また、バストを支えながら、ストレッチのない素材で強く補整することで脇にボリュームがでにくくなり、バストの広がりを抑えるのがポイントです。
グラマーなシルエットが太って見える原因にならないためには、グラマーフィットブラのように、バストの広がりを抑えながら、自然なシルエットへ補整することが重要です。
イージーアップブラ
サイズ | B70~G80 |
ストラップの長さ調節 | ◯ |
ホックの数 | 2段3列(B~E) 3段3列(F~G) |
ワイヤー | ノンワイヤー |
サイドボーン | 有り |
パッドの取り外し | ◯ |
イージーアップブラは、ブラジャー着用時に感じる「痛み」や「締め付け」を軽減するのが目的とされたノンワイヤーブラです。
ワイヤーの締め付けはないのにジャストフィットする設計が特徴で、1人1人に合った「キレイ」を届けます。内向きカップが採用されているので、着用するだけでバストをやさしく支えつつ、ふんわりきれいな谷間が作れます。
脇高のサイドボーンは集めたお肉をしっかりとホールドするため、身体への負担は最小限にし、ワイヤーブラに劣らない補整力を実感できます。
美乳deナイトブラ
サイズ | S65~LL80 |
ストラップの長さ調節 | × |
ホックの数 | ホックなし |
ワイヤー | ノンワイヤー |
サイドボーン | なし |
パッドの取り外し | ◯ |
「24時間育乳をしたい」「就寝時のバスト流れが気になる」という方には「美乳deナイトブラ」がおすすめです。バストの形に沿うように丸く設計された特殊カップは、ゴムによってバストをカップ内に収めます。
寝ている間は左右や上下へとバストが動いてしまうため、育乳中には気をつけなければなりません。
美乳deナイトブラは、余分な伸びを抑えるパワーネットがバストをしっかりと支えます。寝返りをしてもバストにぴったりフィットし、ずり上がりにくい仕様になっているため、就寝中も安心です。
またシンプルでアウターに響きにくいデザインは、日中用としても着用できます。
【まとめ】
育乳ブラは自分の必要としている用途や悩みによって選び方が異なります。自分の目指す理想のバストをもとに、ブラジャーに求める機能を考えてみましょう。
正しいブラジャーの知識と選択で、美胸は作られます。美しいボディラインは、その人の印象や見た目の年齢を左右するといっても過言ではありません。
自信の持てるバストを作るために、育乳ブラの効果を知り適切なサイズ選びを心がけて、自分に合ったブラジャーを見つけてみましょう。