気温が暖かくなるにつれて、服装も薄着になっていきますよね。爽やかな印象を与えてくれる白シャツやブラウスは人気のファッションアイテムであり、ビジネスの場でも多く着られます。しかし一方で、ブラジャーが透けやすいという困った点もあります。
ブラジャーが透けて見えると残念な印象になるばかりか、ビジネスシーンではマナー違反にあたることもあるため注意が必要です。
今回は、白シャツやブラウスからブラジャーが透けないための対策について紹介します。透けにくい色やデザインを選ぶことで、ブラジャーの透けを回避しましょう。
ブラの透けが気になる人は意外と多い?
白を始めとした明るい色のシャツやブラウスは、どんなスタイルにも合わせやすく、プライベートやビジネスシーンでも人気のカラーです。しかし、ブラジャーなどのインナーが透けて見えやすいため困っている方も多いでしょう。
基本的に色の濃いブラジャーは、薄手の生地から透けやすくなってしまいます。また透け以外にも、肩紐のはみ出しや、下着着用時に生じるボディラインの段差にも気をつけたいところです。
これらの下着による問題は、だらしない印象をもたれることがあるため注意しましょう。特にビジネスシーンでは、マナー違反に問われないように気を配る必要があります。
透けにくいブラジャーの選び方
透けにくいブラジャー選びには、色や形がポイントになります。ブラジャーの透け対策としてカーディガンなどを着るという方法もありますが、暑い時期にはなるべく重ね着は避けたいですよね。
そんなときは、今から紹介するポイントを取り入れて、白シャツでもブラジャーの透けを軽減できる工夫を取り入れましょう。
透け以外にも、ブラ紐のはみ出しや下着ラインの浮き出しにも気を配ることで、洋服をスマートに着用できるようになりますよ。
肌に近い色のブラジャーを選ぶ
透けにくいブラジャーを選ぶには、地肌に近い色味のものを選びましょう。
ブラジャーの透け対策としてシャツと同色の白を選ぶ方もいますが、これは地肌の色との差が大きくなる際には逆効果になってしまいます。また黒や紺、水色のような色味も、肌との差が生まれるため避けた方がいいでしょう。
ブラジャーの透けを抑えるためには、地肌の色に近いベージュ系の色味がおすすめです。
小麦肌の方は、ベージュ系の薄いグレー色である「トープ」カラーがおすすめです。明るい肌色の方は「スキン」や「ライトベージュ」、オレンジとブラウンの中間色である「テラコッタ」カラーがいいでしょう。
服に響かないデザインのブラジャー
服に響かないブラジャーを選ぶには、凹凸が少なく縫い目や継ぎ目が少ないシームレスタイプのブラジャーがおすすめです。表面がつるんとしたシームレスタイプのブラジャーは、ブラウスのような薄い生地の服装にも響きにくく、きれいに着こなせます。
フリルやリボンで装飾されているブラジャーは、かわいいデザインが魅力的ですがシャツの表面に浮き出しやすいため注意しましょう。
ブラジャーのデザインにこだわりたい方は、フラットなレース素材もおすすめです。生地表面に浮き出すデザインの凹凸を軽減できます。
サイズの合ったブラジャー
「透けにくいブラジャー」と言うと色やデザインばかりが注目されがちですが、自分に合ったサイズであるかどうかも重要なポイントです。
小さすぎるブラジャーは着用の際にカップからお肉が浮き出てしまうため、バストラインに段差が生じます。
逆に大きすぎるブラジャーだと、バストとブラジャーのあいだに隙間ができて、シャツに不自然なシルエットを作ってしまいます。
バストラインをなめらかにし、きれいなボディラインで洋服を着るためには、サイズの合ったブラジャーを着用することが大切です。
インナーを着ることでブラが透けにくくなる
ブラジャーの透けを防ぐには、インナーを着ることも有効な方法です。
インナーはブラジャーの透けを防ぐ以外にも、さまざまな役割があります。夏場は暑いからという理由でインナーを着用していない方も、インナーがもたらすメリットについて知っておきましょう。
インナーの役割
インナーは暑さや寒さから体を守り、体温調節をサポートしてくれます。
夏場には、吸収性や速乾性のあるインナーを選ぶことで、汗を素早く吸収し外へ逃がすことができるため、熱がこもりにくく快適に過ごせるようになります。
吸収発熱素材のインナーを着用することで、夏の冷房冷えや、冬の寒さから体を守れます。女性は美容と健康のためにも、体をあたためることが重要とされています。「温活」の一つにインナーの着用はおすすめです。
加えて、インナーは洋服の擦れによる刺激から肌を守り、洋服に直接皮脂や汗が付いてしまうのを防ぐことができます。
下着の透け対策になるランジェリー
「ブラジャーやショーツは、セットで好きなカラーを身に着けたい。でも薄着では透けてしまう」という悩みには、ランジェリーがおすすめです。
ランジェリーは、ブラジャーやショーツの上に1枚着用するだけで、下着を透けにくくします。さらに表面がさらさらとしているので、 洋服の滑りが良くなり、もたつきや皮膚のスレを防ぎます。
スリップやペチコート、フレアパンツ等のアイテムがあるので、着こなしに合わせて選んでみてください。
ブラが透けないインナー選びのポイント
インナーを着ることでブラジャーの色やデザイン自体をカバーし、透けを抑えることができます。また、体温調節や洋服の汚れ防止にも役立つため、取り入れたいアイテムといえるでしょう。
しかし、インナーもブラジャー同様にさまざまな種類が販売されています。インナー選びのポイントを押さえて、ブラジャーの透けを上手に対策しましょう。
こちらでは洋服のデザインやスタイルに合った、インナーの種類を紹介します。ファッションに合わせて、色味だけではなく形にも注目してみましょう。
ブラの肩紐が目立たないタンクトップタイプのインナー
襟ぐりが開いているシャツやTシャツを着るときには、ブラジャーの紐を隠してくれるタンクトップタイプのインナーがおすすめです。キャミソールだと肩紐とブラ紐の両方が見えてしまうため、なかなかきれいな着こなしができません。
また、肩紐や裾の部分がレースのデザインになっているインナーであれば、洋服の端からはみ出してもおしゃれに着られます。
ブラトップならブラのシルエットが透ける心配なし
インナーにカップが付いているブラトップは、自分では気が付きにくい後ろ姿の透けも心配ありません。
ボディラインが出やすいTシャツなどでは、ブラジャーのホックが浮き出てしまうことがありますよね。ブラトップはブラジャーの着用が不要になるため、このような悩みを解決できます。
ブラトップには、バストの補整機能を持つものもあります。ワイヤーレスのため、いつものブラジャーにストレスを感じる方や妊娠初期のマタニティーインナーとしてもおすすめです。
ブラジャーを着けないと不安という方でも、バストの横流れやインナーのずり上がり対策が施されたブラトップもあるため安定した着心地を感じられるでしょう。
スポーツブラのブラトップもおすすめ
また、運動時にはスポーツブラタイプを着用することで、スポーツウェアからブラジャーが見えることがなくなります。メーカーによってはカラーバリエーションを豊富に取りそろえてあるため、おしゃれな「見せブラ」としても着用できるのがポイントです。
まとめ
コーディネートしやすく、爽やかな印象を与える白シャツや白ブラウスはさまざまなシーンで活躍します。一方で、ブラジャーやインナーが透けやすいのは困ったポイントですよね。
お気に入りのファッションで快適に過ごすためには、地肌に近い色味のブラジャーを選ぶようにしましょう。また、インナーやランジェリーの着用はブラジャーの透けを防止するだけでなく、体温調節や肌荒れ防止にも役立ちます。
補整効果のあるブラトップは、ナイトブラや妊娠初期のマタニティーインナーとしても活躍しますよ。レース素材であればおしゃれなコーディネートにもなるためおすすめです。
ブラジャーの色味を工夫して透けを防いだり、あえて見せるインナーを取り入れたりすることでファッション幅を広げられます。お気に入りの洋服を楽しむために、この夏はブラジャーやインナーにまで気を配ってみましょう。