寿命を迎えたり、着用しなくなったりしたブラジャーを処分したいけれど「捨て方がわからない」「もったいない」という理由から、そのままにしていませんか?
また、ブラジャーを透明のごみ袋に入れて捨ててしまうと、外から丸見えになってしまうため「捨てにくい」と感じることもありますよね。
ブラジャーは、生地やワイヤーなどのパーツが組み合わさった構造をしているため、捨てるには分別しなければなりません。
今回はブラジャーの正しい捨て方や、捨てる以外の活用方法について紹介します。ブラジャーを買い替えるタイミングについてもお伝えしますので、お手持ちのブラジャーを捨てようかどうか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
ブラジャーの捨て方
ブラジャーはワイヤーやホックなどの金属がついているものが多いため、基本的にそのままごみに出すのはNGです。自治体のルールに従って、各パーツを分別して捨てなければなりません。
加えて、ブラジャーはそのまま透明のごみ袋へ入れて捨てるのではなく、プライバシーや防犯面に配慮した捨て方を心がけましょう。
こちらでは、ブラジャーの分別方法や捨て方のポイントを紹介します。
①ブラジャーの分別方法を確認
ブラジャーは布や金属、樹脂などが組み合わさった構造をしています。各自治体の分別ルールに従って、解体したのちに分別してごみに出しましょう。
一般的に、衣類などの布は資源ごみに分類されますが、自治体によっては人に見られたくないデリケートなブラジャーやショーツを可燃ごみとして捨てられる場合があります。ごみに出す前に一度、お住まいの自治体の分別ルールを確認してみましょう。
ブラジャーのワイヤーやホックなどの金属部分は、切り離して不燃ごみに出します。ただし、地域によってはワイヤー入りのブラジャーをそのまま捨てられることもあります。
②ブラジャーを素材ごとに解体する
ブラジャーを素材ごとに解体してから、分別して捨てます。
金属であるブラジャーのワイヤーを取り出しましょう
まずは、金属であるブラジャーのワイヤーを取り出しましょう。ブラジャーを広げたら、ワイヤーの先端部分にハサミで切り込みを入れます。
切れ目からワイヤーを押し出せば、簡単に取り出すことが可能です。
次はホック部分を切り離しましょう。ホックを固定している糸を切って、一つずつ切り離す方法もありますが、布ごと切り離して捨てることもできます。
最後に、ストラップのアジャスター部分を解体しましょう。こちらも捨てる際には布がついたままでも問題ありません。
その他、モチーフなどに金属が使われている場合もあるので、取り外してから捨てるようにしましょう。
③中身が見えないように分別して捨てる
ブラジャーやショーツなどの下着を捨てる際には、プライバシーやエチケットを考慮しましょう。下着が見える状態でごみ捨て場に置いてあると、自分だけではなく周囲の人も良い気分にはなりません。
ブラジャーを捨てるときは、本体部分が見えないように新聞紙や紙袋に包んで捨てるといいでしょう。または、ブラジャーだとわからなくなる程度の大きさまでハサミで切り刻んで捨てる方法もあります。
下着が外から丸見えの状態だと、盗難などの問題が発生することも考えられます。なるべく中身が見えないように工夫して捨てましょう。
ブラジャーを捨てる以外の処分方法
気に入って買ったブラジャーを、捨てるのはもったいないと感じることもあるでしょう。
こちらでは、着用しなくなったブラジャーを「捨てる」以外の選択肢で処分する方法を紹介します。
ブラジャーは見た目に大きな劣化がなくとも、寿命を迎えている可能性があります。まだ使える部分を再利用することで、不要になったブラジャーを気持ちよく処分しましょう。
捨てずに再利用する
ブラジャーはパッド部分や生地をうまく活用することで、再利用できます。「捨てるにはまだ惜しい」と感じる方は、ブラジャーを他の使い道で利用してみましょう。
パッド部分をお掃除アイテムとして活用する
ブラジャーのパッド部分は、柔らかく吸水性があるため、キッチンや洗面台などの水回りの掃除アイテムとして活用できます。スポンジの代用品として、コンロやシンクの掃除に役立てましょう。
また、パッドを牛乳パックに詰めて調理で使用した油を吸わせれば、めんどうな油の処分も簡単に行えます。
生地や装飾を使ってハンドメイドに挑戦
おしゃれな生地やレース、チャームなどの装飾が使われているブラジャーの場合は、素材を活用してハンドメイド作品を作ってみましょう。
レースやチャームを切り離して金具を取り付ければ、タッセルやアクセサリーができあがります。また、おしゃれなカップ部分の生地を縫い合わせることで、ポーチにリメイクすることもできます。
未使用でサイズが合わないなら返品交換
「通販サイトでブラジャーを買ったものの、サイズが合わなかった」という経験はありませんか?
ネットショッピングではブラジャーを実際に試着して購入することができません。万が一サイズが合わなかったときのために、返品や交換ができるかどうかを事前に確認しておくと安心です。
購入サイトによっては、何回でも無料で返品や交換を行ってくれるサービスを提供しています。このようなサイトを利用すれば、サイズ感や着用感を納得いくまで確認できるため、安心してブラジャー選びができるでしょう。
古いブラジャーを捨てる・新しく買い替えるタイミング
ブラジャーは、穴あきや破れのような大きな損傷がない場合でも、寿命を迎えていることがあります。そのため、ブラジャーを捨てるタイミングに悩む方も多いでしょう。
こちらでは、ブラジャーの買い替えを検討する際のポイントについてみてみましょう。
「ブラジャーを捨てられなくて困っている」という方は、今から紹介するものが当てはまっていないかどうかチェックしてみてくださいね。
手持ちのブラジャーが古くなった
ブラジャーの寿命は、商品や種類によって若干異なるものの、一般的には約100回の着用といわれています。
手持ちのブラジャーの数やローテーションの頻度にもよりますが、1枚のブラジャーを3日に1回程度着用する場合は、約1年の使用で寿命を迎えることになります。
しかし、1年未満の使用であっても、手洗いではなく洗濯機を使用している場合は劣化が早まり、寿命は短くなってしまいます。
さらに「生地の色あせや変色(黄ばみ)した部分が目立つ」「ほつれがでている」など、見た目が明らかに劣化している場合も、寿命であると判断できます。
ブラジャーの買い替え時期について悩む方は、購入してから何年経っているかや、くたびれた印象ではないかをチェックしてみましょう。
バストサイズが変わった
着用に違和感があったり、体型の変化を感じたりした場合は、バストサイズが変わっている可能性があります。バストの採寸を行い、適切なサイズのブラジャーに買い替えましょう。
サイズが合っていないブラジャーは、きちんとバストを支えることができません。着用し続けていると、身体に負担がかかったり、バストラインが崩れてしまったりするおそれがあります。
「バストがカップから浮く」「前屈みになると、ブラジャーの後ろ部分が上にずれてくる」などの違和感がある場合は、ブラジャーを買い替えるタイミングといえるでしょう。
好みのブラジャーを見つけた
好みのブラジャーを見つけた場合も、古いブラジャーを捨てるチャンスです。
ブラジャーには、育乳ブラや谷間メイクの機能を備えたものなど、数多くの種類があります。バストの悩みに応じたブラジャーを見つけた際には、古くなったブラジャーを捨てて、体によりフィットする製品に買い替えましょう。
また、バレンタインやハロウィン、クリスマスなどのイベント時には、限定デザインのブラジャーが販売されるため、好みのブラジャーが見つかるかもしれません。そのほか、自分の誕生日などの記念日に、お気に入りのブラジャーを迎えるのもよいでしょう。
ブラジャーを捨てるタイミングに悩む方は、イベントごとにブラジャーを買い替える習慣を取り入れるのもおすすめです。
まとめ
ブラジャーはデリケートな下着であるため、捨てにくいと感じたり、分別方法がわからず処分に困ったりすることがあるでしょう。
しかし、捨てられないからといって古くなったブラジャーを着用し続けると、バストを適切にサポートできず「バストラインが崩れる」「劣化した部分によって体を傷つける」などのリスクにつながります。
今回紹介したように、ブラジャーはハサミで簡単に解体できます。捨てる際には自治体のルールを確認して、適正に分別しましょう。
捨てるのがもったいないと感じる方は、お掃除アイテムやハンドメイドの装飾としてブラジャーを活用するのがおすすめです。
また、ブラジャーは大きな劣化が見られなくても寿命がきているケースがあります。バストを最適な状態でサポートするためにも、ブラジャーの寿命を見極めて定期的に新しいブラジャーに買い替えるようにしましょう。