窮屈感が少なく、リラックスして着用できることから、ノンワイヤーブラを愛用している方は多いでしょう。最近では豊富なデザインのノンワイヤーブラが販売されているため、好みのものを選びやすいのもうれしいポイントです。
しかし、ワイヤーが入っていないブラだと、「バストが垂れてしまわないか」と不安に感じる方もいるようです。
今回は、ノンワイヤーブラでバストが垂れるといわれる理由や、しっかりとバストを支えるために確認しておきたいノンワイヤーブラの選び方や付け方、おすすめのノンワイヤーブラなどを紹介します。
目次
ノンワイヤーブラは垂れるって本当なの?
窮屈感が少なく、軽いつけ心地が魅力のノンワイヤーブラですが、「ワイヤーが入っていないとバストが垂れるのでは?」と不安に感じることもあるでしょう。
しかし、バストが垂れる大きな原因はノンワイヤーブラなどの種類ではなく、バストにかかる負担です。
こちらでは、バストが垂れる本当の理由について紹介します。
バストが垂れる理由
女性のバストは主に脂肪と乳腺、またそれらを支えるクーパー靭帯からできています。柔らかくデリケートなバストは、スポーツや日常生活で生じる上下の揺れや重力から衝撃を受けやすいことが特徴です。
コラーゲンを主成分とするクーパー靭帯は、一度傷つくと修復が難しい組織です。バストを衝撃から守るためにも、ブラジャーでの適切なサポートが欠かせません。
また、女性は妊娠や出産といったライフステージの変化によってもバストが垂れることがあります。
妊娠や出産をすると、一時的にバストサイズが大きくなります。その際にきちんとケアができていないと、クーパー靭帯に負荷がかかり、伸びてしまうためバストの垂れにつながるのです。
加えて、バストは加齢とともに下垂する傾向があります。大胸筋の筋力が低下して、次第に美しい位置でバストをキープできなくなるためです。また、女性ホルモンの分泌量が減少し、バスト全体の弾力性・柔軟性がなくなることもバストが垂れる原因です。個人差はありますが、40代以降になるとバストに変化が現れやすくなります。
このように、バストは非常にデリケートな部位です。日常生活や運動時以外にも、ライフステージの変化に合わせたサポートをおこない、垂れを防ぐことが重要です。
ノンワイヤーブラの正しい選び方は?
ノンワイヤーブラでも、正しいサイズと方法で着用すれば、バストをしっかりと支えることが可能です。
「リラックスしてブラを着用したい」という理由で、大きすぎるサイズや、体にフィットしないブラを選んでしまうと、バストに負担がかかってしまうため注意が必要です。
ストレスを感じにくい軽いつけ心地であることから「ブラレット」とも呼ばれることもあります。ブラレットは、自然でヘルシーなバストラインがつくれると、海外セレブたちにも愛用されています。
こちらでは、デリケートなバストを適切にサポートするために、ノンワイヤーブラを選ぶ際のポイントについてみていきましょう。
ノンワイヤーブラを選ぶ3つのポイント
ノンワイヤーブラを選ぶ際には、つけ心地やサイズに注目しましょう。また、外出時に着用したいのか、お家でのリラックスタイムに着用したいのかなど、着用するシーンによっても選ぶポイントは変わってきます。
さらに、適切なサイズのノンワイヤーブラを選ぶためには、あらかじめ自分のバストサイズを測っておくことも重要です。女性のバストは、季節や体型、年齢などに応じて日々変化します。「いつもと同じサイズ」ではなく、サイズが変わっていないかを確認してから購入しましょう。
バストを支える「ホールド力」
やわらかいバストをしっかりと支えるためには、ホールド力の高いノンワイヤーブラを選びましょう。生地が厚めでカップに弾力があるもの、ブラのアンダーベルトが太いものを選ぶと、しっかりとバストを支えやすくなります。
バストをふんわり美しく見せたい場合は、脂肪を集めてキープしてくれる「脇高設計」のブラや、脂肪を寄せて上げるデザインのノンワイヤーブラを選ぶのがおすすめです。
ホールド力の高いノンワイヤーブラは、仕事やお出かけなど外出する際でも安心して着用できるでしょう。
肌当たりの優しい「素材」
肌への負担が少ない素材のノンワイヤーブラを選ぶと、リラックスしてブラを着用できます。
バストに心地よくフィットさせるためには、伸縮性のある生地を選ぶことがポイントです。また洗濯表示のタグがついている場合には、肌に当たって不快感を覚えることがあるため注意しましょう。
ブラの種類によっては、タグの記載内容が「パッド印刷」によって生地に直接印字されています。このような商品を選ぶことで、より肌への負担を抑えられるはずです。
また、汗をかきやすい夏場や就寝時に着用する場合は、吸水性のよい綿生地が使われているノンワイヤーブラを選んでみましょう。
肌当たりの優しいノンワイヤーブラは、お家時間にリラックスして過ごす際に活躍します。
つけ心地のよい「サイズ」
ノンワイヤーブラの中には、ゆったり設計のためにサイズ表記がS・M・Lとなっているものがあります。しかし、より自分のバストに合う製品を選ぶためには、カップ容量別に分けられたノンワイヤーブラを選ぶことをおすすめします。
ノンワイヤーブラのつけ心地を確認するためには、ブラがバストとアンダーの境目にある円隔ラインにフィットしているかをチェックしてみましょう。
適切なサイズのノンワイヤーブラを選ぶことで、バストの揺れが起こりにくくなり、快適に着用できます。
ノンワイヤーブラの正しい着け方は?
自分に合うノンワイヤーブラが見つかったら、次は正しい付け方をチェックしましょう。ノンワイヤーブラに限らず、ブラジャーの正しい付け方についてきちんと把握している方は、意外と少ないのではないでしょうか。
ブラジャーの種類によって、正しい付け方は多少異なります。こちらではノンワイヤーブラの付け方についてみてみましょう。
【ステップ①】ホックをとめる
ノンワイヤーブラを着用する際は、初めにストラップに腕を通して、前かがみの姿勢になります。次にアンダーのサイズに合わせた位置でホックをとめましょう。
背中側でホックをとめるのが難しいからと、ホックを正面でとめてから背面に回す方もいますが、ブラと肌が擦れて、肌を痛めるおそれがあるため注意が必要です。また、この方法ではバストが正しくカップ内に収まりにくくなります。
ノンワイヤーブラを着ける際には、背中部分で正しくホックをとめましょう。
【ステップ②】バストをカップ内に収める
ホックをとめたら、前かがみの姿勢を保ちつつ、バストをカップ内に収めます。この時に背中や脇から脂肪を集めるようにすることがポイントです。
右側のバストをカップに収める時は、右手でストラップを軽く持ち上げながら、左手を使って脂肪を中央に向かって集めます。左側のバストも同様に、左手でストラップを浮かせながら、右手を使ってバストを収めていきます。
ブラがずれないようにチェックしながら、やさしくおこないましょう。
【ステップ③】ストラップを調整する
着用中にノンワイヤーブラがずれてしまわないように、ストラップの長さを調整します。バストがきちんとカップ内に収まったら姿勢を起こし、背筋を伸ばしましょう。
鏡をみながら、肩とストラップの間に無理なく人差し指が1本入る程度にストラップの長さを調節します。
鎖骨の中心と左右の乳頭の位置を線で結んだ時に、正三角形になっているのが理想的な位置です。
おすすめのノンワイヤーブラを紹介!
ノンワイヤーブラでも、胸の構造を把握してサイズの合ったブラを正しくつければ、垂れにくくなります。おうち時間や就寝時、お出かけする際など着用シーンに合わせて、お気に入りのノンワイヤーブラで快適に過ごしましょう。
こちらでは補整や育乳にも役立つ、おすすめのノンワイヤーブラを紹介します。
デザインやカラー、目的やスタイルなど、好みのものを見つけてみてくださいね。
イージーアップブラ
イージーアップブラは「痛くない」「苦しくない」「キレイ」の3つのポイントを実現した、ノンワイヤーブラの真骨頂ともいえるブラです。快適なつけ心地でありながらも、こだわりの設計で谷間メイクをおこない、ふっくらとしたバストに仕上げます。
デリケートなバストは適切にサポートしないと、胸の上部分のボリュームがなくなり「そげ胸」になったり、外側へ流れて「離れ胸」になったりするおそれがあります。
イージーアップブラは、緻密に計算された内向き設計でバストを寄せてあげます。バストトップを正しい位置でキープでき、美しいバストラインをつくれる点が魅力です。
また、脇高設計のため、サイドから集めた脂肪を逃さずキープします。バックにはゴムの代わりにレースが使われており、ブラとお肉の段差ができにくいことも魅力です。加えて、製品情報はホックに直接印刷することで、肌への負担にも配慮しています。
サイズはカップ容量ごとに用意されているため、自分にぴったりのサイズを探せるでしょう。4色のカラー展開と、ノンワイヤーブラに合わせたショーツ選びができる点も見逃せません。
glamore femtech【温活】ナイトブラトップ
寒さによる悩みが増える冬にとても人気なアイテムがglamore femtechのナイトブラトップ。
性周期によって変化するバストサイズや、刺激に過敏な方、ワイヤー入りブラにストレスを感じている方にとてもおすすめのブラトップです。
冷えの対策をすることで、「足の重さ」「うるおい不足」「女性ならではの不調」などの緩和を手助けします。
生地では「フェアリーサーモ」というハイブリット素材を採用。保温力のあるマイクロアクリルと、吸放湿性の高いビスコースレーヨンのかけ合わせで女性特有の悩みにアプローチしています。
夏の冷房対策としても着用できる一枚なので、冬以外にも着用できます。デザインもシンプルで伸縮性も高く、着用しやすいアイテムといえるでしょう。
まとめ
バストを垂れないようにキープするには、ブラジャーの種類ではなく、バスト自体の仕組みを把握し、適切にブラジャーを着用することが大切です。 ノンワイヤーブラは窮屈感が少なく、体への負担も軽減できるため、正しく着用すれば多くのメリットを得られます。
また、ノンワイヤーブラによっては、バストの補整効果や育乳効果が期待できることもポイントです。
レースを使ったデザインや、肌当たりの優しいこだわり商品など、ノンワイヤーブラごとに違う特徴を探しながら、お気に入りのブラを見つけてみてくださいね。