「冬太り」という言葉があるように、冬は太りやすい季節であると思われがちです。気をつけているつもりでも、体重計に乗ると数キロ増えていたり、ズボンや制服がキツく感じたりした経験はないでしょうか。
今回は、冬に太る原因や冬太りの対策、さらには冬太りが気になる方におすすめのグッズなどをご紹介します。
今まで頑張ってきたダイエットを無駄にしたくない方や、冬でもすっきりとしたボディラインを保ちたい方は、冬に太る原因を理解して、対策を行いましょう。
冬に太ってしまうのはなぜ?その理由を解説
そもそも冬に太りやすくなるのはなぜなのでしょうか。春や夏と同じように過ごしていても「いつもより体重が落ちにくい」「むくんで太ったように感じる」といったことがありますよね。
冬は太りやすい季節と思われがちですが、実際には「摂取したカロリー」が「消費カロリー」を上回らない限り、体に脂肪は蓄えられません。
冬に太ってしまうのは、人間の体に備わる機能が関係しています。こちらでは、冬太りのおもな理由についてご紹介します。
①本能で寒さ対策のため脂肪を蓄えようとするから
人間の体は寒い環境下でも体温を維持するために、より多くのエネルギーを消費して体を温めます。体温を上昇させる際に、必要なエネルギー源として使われるのが「脂肪」です。
これを聞くと「冬に脂肪が多く使われるのならば、太らないのでは?」と思うかもしれません。しかし、人間の体は、本能的に食料が不足する冬に向けて、脂肪を蓄えようとしてしまうのです。
現代では、冬だからといって食糧難を心配する必要はありません。しかし、このような人間の本能によって体の機能が働くため、冬に太りやすくなることを覚えておきましょう。
②食をともなうイベントが多い
冬になると楽しいイベントが増えていきます。クリスマスや年末年始、忘年会や新年会などでのおいしい食事やお酒は、1年頑張ったご褒美としてしっかりと味わいたいものです。
また、このようなイベントは誘われたら断りづらいため、制御するのが難しいですよね。
冬のイベントでよく出てくるケーキやチキン、お餅やアルコールには、糖質や脂質が多く含まれます。さらに、塩分の多い食事が招く「むくみ」も冬太りの原因です。
楽しいイベントが多い冬は、摂取カロリーが大幅に増えやすいことも、冬太りに関係するといえるでしょう。
正月太りという言葉もある
冬太りに加えて「正月太り」という言葉もよく耳にするでしょう。正月太りとは、一般的に年末年始の長期休暇の間に太ってしまうことを指します。
年末年始は忘年会や新年会などで、豪華な料理を食べたり、たくさんのお酒を飲んだりする機会が増えます。一方で、一年の疲れを癒やすために、三が日は家で目一杯ゆったりと過ごすことも正月の「だいごみ」といえるでしょう。
しかし、このような普段とは違う生活を送ることは、生活リズムの乱れや、運動不足につながります。年末年始には、さまざまな「太るための条件」がそろいやすいことを意識して過ごしましょう。
③寒さで運動を避けカロリー消費量が落ちる
寒さのせいで運動に対するモチベーションが下がり、室内にいることが多くなると、冬太りを招くおそれがあります。
春や秋のような快適な気候であれば、積極的に外へ出て運動したり、通勤や買い物時に歩いてみたりと、日常に運動を取り入れる気分になるでしょう。しかし、寒さが厳しい冬は、外で運動するのがおっくうになり、ついつい室内にこもりがちとなってしまいます。その結果、普段よりも運動量が減り、消費カロリーが少なくなってしまうのです。
④冷えでむくみやすく太ったと感じてしまう
体がむくんで「太った」と感じることもあるでしょう。冬場は寒さによって体温が下がり、むくみが起こりやすくなります。
むくみのおもな原因は、水分や塩分の取りすぎ、血行不良、ミネラルの不足、運動不足などです。また、冬は汗をあまりかかないため、気温が高い夏の時期と比べて、摂取した水分が体内にたまりやすくなります。
加えて、人間の体は、体内の塩分や糖分の濃度を一定に保つ働きを持ちます。クリスマスや年末年始のイベントでいつもよりも多くの塩分や糖分を摂取すれば、濃度を下げるために、体内の水分量を上げようとするのです。
これにより、さらに体内の水分量が増え、むくみやすくなってしまいます。
むくみは血管やリンパ管を圧迫し、血流を悪くするため気をつけましょう。むくみを放置すると、セルライトが増えるという悪循環にもつながります。
⑤セロトニン不足で食欲コントロールが難しくなる
セロトニンは、日光を浴びると脳内で生成される物質です。別名「幸せホルモン」とも呼ばれています。セロトニンが不足すると、心のざわつきやイライラを感じやすくなるため、ストレスから食べすぎてしまうことがあるようです。
また、セロトニン不足は腸内環境にも悪影響を及ぼすと言われています。セロトニンは腸に約90%、血液中に約8%、脳内に約2%の割合で分泌されます。セロトニンが減ると便秘を引き起こすおそれがあるため注意しましょう。
便秘は、胃腸の働きを低下させます。代謝が下がってしまうため、結果的に冬太りの原因になるのです。
⑥厚着で体型が隠れるため気が抜けやすい
冬はニットやダウンのようなゆったりした服装が増え、体型を気にする機会が少なくなります。
夏であれば腕や足を露出したり、水着を着たりするシーンがあるため「メリハリのあるボディラインをつくりたい」と、ダイエットを頑張るモチベーションを維持しやすいでしょう。
しかし、冬場は厚着をするため、多少太っても体型をある程度ごまかせてしまいますよね。加えて、自分自身もボディラインの変化に気づきにくいため、「いつの間にか太っていた」なんてことが起こるのです。
冬太りの対策・解消法を紹介
寒い冬の時期は、人間の本能によって脂肪を蓄えやすくなったり、食事を伴うイベントや長期休暇によって生活リズムが乱れたりするため、太ってしまうことがあります。
そんな冬でも太らないようにするためには、日頃から痩せやすい体作りを心がけることが重要です。普段の生活に短い時間でも運動を取り入れたり、摂取する食材に気をつけたりするだけでも、冬太りの解消につながります。
こちらでは、冬太りに効果的な対策や、解消法についてみていきましょう。ダイエットは継続が大切なので、無理なくできることを見つけて挑戦してみてくださいね。
運動面
冬太りを予防したり、太った体を引き締めたりするには、やはり運動が効果的です。ゆったりとできる有酸素運動でも、血行が促進されて、脂肪が燃えやすい体作りにつながります。
では、冬太りを予防・解消するためには、どのようなポイントに気をつけて運動するといいのでしょうか。効率よく動きながら、長期的に続けられるように、運動する際に意識したいポイントを紹介します。
筋トレで代謝を良くしておく
筋トレは基礎代謝を上げて脂肪を燃えやすくするために効果的なトレーニングです。筋肉量が多いほど基礎代謝が上がりやすくなり、運動時に効率良くエネルギーを消費できます。
筋トレと聞くと、機械を使ったハードなトレーニングを想像する方もいるでしょう。しかし、自宅でできる簡単な筋トレもたくさんあります。
たとえば、「毎日スクワットを10回する」「通勤時はエレベーターの代わりに階段を使う」などの目標を設定するのもいい方法です。これなら運動のために時間を作るのが難しい方でも挑戦しやすいでしょう。
筋肉量を増やすにはトレーニングの継続が欠かせません。無理なく続けられて自分に合うトレーニング方法を見つけてください。
意識して運動量を確保する
意識して運動量を増やすこともポイントです。自宅でおこなう筋トレに加えて、有酸素運動を取り入れてみるといいでしょう。軽いランニングやウォーキング、スイミングなどは気軽に始められるためおすすめです。
脂肪をエネルギー源として燃やすためには、20分以上の有酸素運動が効果的です。日常生活に有酸素運動を取り入れる際には、外出時に1駅分歩く、エスカレーターの代わりに階段を使う、少し遠回りする道を選ぶ、などの工夫をしてみましょう。
また、ジムに通っている方は、通う回数を増やして運動量を確保する手もあります。冬の間だけでも、週1回のジムを2〜3回に増やしてみましょう。
生活の合間にストレッチや軽い運動を取り入れる
テレビを観ている間やデスクワーク中など、生活や作業の合間に取り入れられるストレッチや運動があります。「忙しくて運動する時間がない」「運動するために外にでるのがおっくう」という方も、これなら挑戦しやすいのではないでしょうか。
ストレッチは基礎代謝アップ以外にも、筋肉がほぐれて痩せやすい体をつくるのに効果的です。また、冷えやむくみの改善、リラックス効果、食欲の抑制効果なども期待できます。
こちらでは、だれでも簡単におこなえるストレッチをご紹介します。仕事の合間や、リラックスタイムにぜひ実践してみてくださいね。
- 【座ったままでも簡単にできるストレッチ】
- 椅子に腰を浅くかける。
- 両足のつま先を上げる
- つま先を一旦戻し、次は両足のかかとを上げる。
- 2〜3の動作を10回程度繰り返す。
- 【血流をよくする体側ストレッチ】
- 立った状態で、足を肩幅に開く。
- バンザイした状態で、左手の指先を右手でつかむ。
- ゆっくりと息を吐きながら、上半身を右に倒す。この時に左側の体側の伸びを感じる。
- 息を吸いながら、上半身を戻す。
- つかむ手を逆にして、反対の体側も同じように伸ばす。
また、自宅でできる軽い運動には、足踏みやもも上げ、階段の上り下りなどもあります。
全身を効果的に動かしたい場合は、ラジオ体操もおすすめです。リズムに合わせて10種類以上の運動が組み込まれているため、小さなお子さまや高齢者の方まで、年齢を問わず挑戦しやすいのがポイントです。
食事面
食事面を意識することも、冬太り対策として重要です。外食や生活リズムの乱れによって太ったと感じる方は、普段の食生活を見直してみましょう。
食事面で注意すべきポイントには、食べる量や栄養バランス、食物繊維の摂取などがあります。日々の食事管理をしっかりとおこない、冬太りを予防・解消していきましょう。
しょうがなど体を温める食材を摂る
気温が下がる冬は、体も冷えやすくなります。体の冷えはむくみや肥満の原因となるため、冬場は体が温まる食材を積極的に摂りましょう。
しょうがは体を温める食材として知られています。しかし、生のしょうがは体の熱を取る作用があるため、冬場に食べる場合は加熱したものや乾燥しょうがを活用するといいでしょう。
体を芯から温めるには、しょうがを使ったホットドリンクがおすすめです。溶かすだけで簡単においしくしょうがを摂取できる「ジンジャーシロップ」は、簡単に作れるので試してみてくださいね。
- 【芯から温まるジンジャーシロップの作り方】
- 材料
- しょうが・・・100g
- 刻んだ黒糖(三温糖でも可)・・・200g
- 水・・・200ml
- 作り方
- しょうがは皮のまま、しっかり洗い、3mm程度の薄切りにする。
- 鍋で水200mlを沸かし、黒糖または三温糖を加えて溶かす。
- 弱火にして10分煮込んだら、しょうがを加える。さらに5〜8分程度煮詰める。
- 火を止めたら、紙タオルを敷いたざるでこす。
- 熱が取れたら清潔な容器に移して、冷蔵庫で保管する。
保存期間は約1週間です。ドリンクにして飲む際には、シロップ小さじ1〜2杯に対して、お湯150mlを加えて溶かしましょう。お好みでレモンスライスやシナモンスティックを入れてもおいしくいただけますよ。
しょうが以外にも体をあたためる食材として、にんじん、ごぼう、玉ねぎ、かぼちゃ、れんこんなどがあります。献立を考える際の参考にしてみましょう。
暴飲暴食にならないよう心がける
パーティーや飲み会では、普段とは違った特別な料理が増えるため、ついつい食べすぎたり、飲みすぎたりしてしまうことがありますよね。しかし、暴飲暴食は冬太りを招く大きな原因です。
暴飲暴食を防ぐためには、食事の際によくかむことを意識しましょう。食べ物をよくかむことで、食欲を抑える作用を持つセロトニンの分泌が活性化されます。
また、ガムをかむこともセロトニンを増やして暴飲暴食を防ぐのに効果的です。
そのほか、毎日自分の体型を鏡でチェックしたり、体重計に乗ったりすることも、暴飲暴食の抑制につながります。タイトな服装を意識して着用することも、常にボディラインを気にするようになるため、有効な手段といえるでしょう。
しかし、体重の増加を気にしすぎるあまり、食事を抜くことは避けてください。体が飢餓モードになれば、エネルギーを温存しようとするため、逆に太りやすい体になってしまいます。
日常で取り入れられること
体や心のバランスも整えながら、ストレスなく太りにくい体作りができればいいですよね。冬太りを予防・解消するには運動や食事面以外にもできることがあります。
こちらでは、冬太り対策として日常で取り入れられる習慣をご紹介します。
意識的に日光にあたるようにする
セロトニンは、食欲を抑える効果が期待できる神経伝達物質です。セロトニンは日光にあたることでも分泌されるため、日照時間が短くなる冬場は特に意識して日光を浴びるようにしましょう。
セロトニンには精神を安定させ、ストレスを和らげる働きもあります。
セロトニンが不足すると、ドーパミンとノルアドレナリンと呼ばれる神経物質のバランスが崩れるため、過食に走りやすくなります。また、ストレスや疲労を感じやすくなったり、仕事や勉強への意欲低下やうつ症状、不眠や便秘などにつながったりするとされています。
日光を浴びるのに最適なタイミングは、朝目が覚めてから30分間です。セロトニンの分泌量には限りがあるため、1日に15〜30分程度、屋外に出て日光を浴びる時間を作りましょう。寒い冬は外に出るのがおっくうになるかもしれませんが、窓越しよりも直接日光を浴びるほうが、より多くのセロトニン分泌が期待できます。
セロトニンは、幸福感ややる気をアップさせるほか、腸内環境を整えるのにも役立ちます。紫外線対策をしつつ、意識的に日光を浴びましょう。
暖かい服装で冷えないようにする
体を冷えから守り、代謝を上げるためには暖かい服装で体を温めましょう。体温が下がった状態では、どんなに運動や食事に気をつけていても、うまく脂肪を燃やせません。
外出時にはマフラーや手袋を着用し、冷え対策ができるインナーやカイロを活用するとよいでしょう。体を効率よく温めるには、首の後ろやお腹、腰や太もも周辺の冷えを取ることが大切です。
太い血管が通っている部分を温めることで、温かい血液を全身に送れます。また、内臓が温まれば、臓器の働きが活発になるため、血流を促す効果が期待できるのです。
そのほか、入浴時に湯船につかることも効果的です。温かいお湯につかることで、水圧によってむくみが解消されるだけではなく、疲労回復やリラックス効果も期待できます。
実は夏より冬のほうが痩せやすい
太りやすいイメージのある冬ですが、実は1年でもっともダイエットしやすい時期であることをご存じですか。冬は寒さから体を守るために基礎代謝が高くなり、より多くのエネルギーを必要とする時期なのです。
そのため、冬にしっかりと体を動かせば、効率よく脂肪を燃焼させられます。ダイエットしてもなかなか痩せた実感を覚えない方は、冬場のダイエットに挑戦してみましょう。
うまくダイエットを進めるためにも、冬に太りやすい原因を理解し、痩せるためのポイントを把握しておくことが重要です。
冬場のメリットをしっかりと得られるように、食事量のコントロールや、日常に少しでも多く運動を取り入れるなど工夫してみましょう。
冬太りが気になる方にピッタリなアイテムを紹介
運動や食事、生活習慣を見直しながら同時にボディメイクもかなえたいと願う方は多いはずです。美しいボディラインをめざすのであれば、ダイエット以外にも姿勢を正したり、流れてしまった脂肪を適切な位置にもどしたりすることが重要です。
メリハリのある美しいシルエットを手に入れるためには、補整効果のある下着やインナーの活用がおすすめです。
glamore(グラモア)の補整下着は、体型崩れの悩みに寄り添い、理想のボディラインへと導いてくれます。
ととのうシェイパーロング
「ととのうシェイパーロング」は、バストを下から持ち上げ上向きに整えることで、美姿勢をかなえます。あばらを締めて姿勢をサポートすることで、バストメイクに効果的な育乳にも役立つのが魅力です。
ロングタイプのシャイパーを着用すれば、バスト以外にもあばら骨、背中、肩甲骨やお腹回りもサポートできます。
「なんだか最近バストが垂れてきた」「気づけば猫背になっている」「下着着用時の背中の段差が気になる」といったお悩みを持つ方は多いのではないでしょうか。
ととのうシェイパーロングは肩甲骨を引き寄せる効果によって猫背や巻き肩などをサポートします。また、あばらを締めることでくびれをつくる効果も期待できます。加えて、背中のぜい肉をバストに集める設計なので、凹凸をおさえた美背中が実感できるでしょう。
骨盤にかかるロング丈は、お腹回りをやさしく補整し、たるみをカバーしてくれる点も魅力です。
ととのうガードルレギュラー
「ととのうガードルレギュラー」は、垂れやすいヒップを上向きに整え、美姿勢をかなえるガードルです。レギュラータイプは骨盤まわり、大転子、下腹、ヒップ、太もも、はみ肉をサポートします。ヒップモールド加工によって丸みのある美尻をめざせますよ。
ガードルと聞くと「締めつけが不安」「あつくてムレそう」「地味なデザインしかなさそう」というイメージがありませんか?
ととのうガードルは生地にソフトタッチなパワーネットを使用しています。メッシュ地なので通気性もよく、1年を通して快適に着用可能です。また、グラモアブラと合わせて使える豊富なカラー展開も見逃せません。
カラーは、ベーシックな黒やベージュに加えて、テラコッタカラーやクリムゾンなどが用意されています。幅広い年代の女性が手に取りやすいカラー展開はうれしいポイントですね。
冬に太るのは仕方ないことではない!意識して対策しよう
冬は食事会や季節のイベントが多くなるため、太りやすい季節と言われることがあります。しかし、実際には寒さから体を守ろうとして代謝が上がる時期でもあるため、冬はダイエットに最適なのです。
冬太りを予防・解消するためには、まず、冬に太りやすい原因を理解しましょう。
運動面や食事面に気を使うだけではなく、セロトニンを増やしたり、体を温めたりする工夫も大切です。
せっかくダイエットするのであれば、一緒にボディメイクにも挑戦してみるのもおすすめです。ボディシェイパーやガードルを活用すれば、手軽に姿勢をサポートできるほか、あばら骨や骨盤を締めて美しいシルエットに近づけますよ。
この冬は、冬太り対策とボディメイクによって、理想の体型維持をめざしましょう。