ノンワイヤーブラとは、ワイヤーが入っていない形状のブラジャーです。
ワイヤーの締め付けがなく通常のブラよりもつけ心地が良いことから、幅広い年代の女性が愛用しています。
しかし、ノンワイヤーブラにはメリットだけでなくデメリットもあるため、着用時の特徴を把握して使いこなすことが大切です。
この記事では、ノンワイヤーブラのメリットとデメリットを解説します。
デメリットが気になりにくい選び方とアイテムも紹介するので、ぜひノンワイヤーブラ選びの参考にしてください。
ノンワイヤーブラのメリット5つ
近年では、リモートワークなどで家にいる時間が増えたこともあって、より快適に過ごせるノンワイヤーブラに注目が集まっています。
とくに、ワイヤー入りブラジャー特有の締め付けや圧迫感が苦手な方にはおすすめのアイテムです。
この章では、ノンワイヤーブラのメリットを5つピックアップしました。
多くの女性にノンワイヤーブラが支持されている理由をチェックしましょう。
①長時間の着用でも楽
1つ目は、長時間の着用でも楽な点です。
ブラジャーにワイヤーが入っていない分、やわらかいつけ心地で快適に着用できます。
長時間つけていてもストレスを感じにくいため、旅行や公共交通機関での移動にもおすすめです。
もちろん、家にいるときのリラックスタイムやリモートワークにも便利です!
②ワイヤーの食い込みがないので疲れにくい
2つ目は、ワイヤーの食い込みを気にしなくていい点です。
バストの下や横にワイヤーが食い込んでいる状態が長時間続くと、体に負担がかかり疲れやすくなってしまいます。
一方で、ノンワイヤーブラはカップ部分がバストの形にフィットするため、快適な着用感を叶えてくれます。
③サイズの変化にも対応しやすい
3つ目は、バストサイズの変化に対応しやすい点です。
女性のバストは、ちょっとした体型の変化や生理前後などでサイズが変わってしまうほどデリケートです。
一般的なワイヤーブラは、バストサイズが変わることでワイヤーが胸に食い込み、不快感を与えることがあるでしょう。
しかし、ノンワイヤーブラは伸縮性のある素材で作られているため、バストサイズが変化しても快適にサポートしてくれます。
④ブラジャーの形をキープしやすい
4つ目は、洗濯をしてもブラジャーの形をキープしやすい点です。
ワイヤーブラの場合、洗濯を繰り返しているうちにワイヤーの位置がズレたり曲がったりして、ブラジャーの形が変化してしまうことが多くあります。
ワイヤーの位置や形が変わってしまうと、バストを適切にサポートできません。
つけ心地が悪くなるだけではなく、バストの下垂や形崩れの原因にもなってしまいます。
ノンワイヤーブラは、ブラジャー全体の設計に柔軟性があることから、洗濯をしても形崩れしにくいことがメリットです。
とくに手洗いが面倒な方には、ノンワイヤーブラが向いているでしょう。
⑤ブラジャー跡が残りにくいので見た目が良い
5つ目は、ブラジャーを外したときに跡が残りにくい点です。
ノンワイヤーブラは、ワイヤーがないことから胸元の圧迫感が少なく、肌にやさしいつけ心地です。
自分のサイズに合うものを選べば、ブラジャー跡が残らず、その後のシーンにもひびきにくいメリットがあります。
特に、露出が多い服やランジェリーに着替えるときは、ブラジャー跡が残っていると不恰好な印象を与えてしまいます。
ブラジャーを外したあとの見た目が気になる方は、ノンワイヤーブラがおすすめです。
ノンワイヤーのデメリット3つ
つけ心地の良さやお手入れのしやすさなど、多くのメリットがあるノンワイヤーブラ。
一方で、ノンワイヤーブラにもデメリットはあります。
この章では、ノンワイヤーブラのデメリットを3つピックアップしました。
メリット・デメリットを比較して、ノンワイヤーブラを使いこなしましょう。
①バストのシルエットがイマイチ
ノンワイヤーブラは、一般的なワイヤーブラと比べて、着用時のシルエットがきれいに出にくいデメリットがあります。
ワイヤーがないと、バストをうまく包み込めずに垂れてしまったり、谷間をきれいに作れなかったりするためです。
とくに、バストが大きい方は理想のラインを叶えることが難しい場合も多くあるでしょう。
しかし、最近ではデザインや素材が進化しており、ノンワイヤーブラでもキレイなバストラインを作れる商品もあります。
バストメイクができるノンワイヤーの選び方は、のちほど詳しく解説します。
②バストの位置がズレやすい
ノンワイヤーブラは、バストメイクがやや苦手な傾向があり、バストの位置がズレやすい点もデメリットです。
ワイヤーが入っていない分、どうしてもバストをサポートする力が弱く、着用を続けているとバストの位置がズレてしまう場合があります。
長時間きれいなバストラインをキープしたい場合は、ノンワイヤーブラとの相性が悪いと言えるでしょう。
③支える力が弱い
一般的なワイヤーブラは、バストの下や脇に入っているワイヤーでバストを支えています。そのため、ノンワイヤーブラはバストを支える力が弱くなるデメリットがあります。
また、ノンワイヤーブラには、パッドが入っていない軽いつけ心地のものも多く、谷間を作る機能は高くありません。
とくに、バストが比較的ボリュームのある方は、着用した時点ではキレイに谷間ができたものの、時間が経つにつれて横に広がってしまうケースも多く見られます。
ノンワイヤーブラを着用しながら高い位置でバストをキープしたいのであれば、ワイヤーブラと同等の機能性を持つ商品を選ぶことが大切です。
ノンワイヤーブラは垂れるって本当?
ノンワイヤーブラのデメリットを見て「ノンワイヤーブラを使い続けるとバストが垂れてしまうのでは」と心配になった方もいるでしょう。
結論から言うと、正しい商品選びをすれば、ノンワイヤーブラによってバストが垂れることはほとんどありません。
確かに、ノンワイヤーブラは柔らかい素材や伸縮性のある素材を使用しているものが多いため、ホールド力は劣ります。
しかし、最近ではワイヤーブラと同等のホールド力や補正力を持った商品も出てきています。
機能的な商品を選び、正しい方法で着用していれば、美しいバストラインをキープできるでしょう。
ノンワイヤーブラが原因でバストが垂れるケースとしては、水着のような三角ブラや、ランジェリーのような軽いつけ心地のものを普段使いしていることが挙げられます。
見た目のデザイン性に特化した商品は、「バストを支えて形をきれいに見せる」というブラジャー本来の役割を考えずに作られているものも多いため注意が必要です。
機能面も快適さも求めるのであれば、ノンワイヤーブラを正しく選びましょう。
デメリットが気になりにくいノンワイヤーブラの選び方
ここからは、デメリットが気になりにくいノンワイヤーブラの選び方を解説します。
最近のノンワイヤーブラは、快適さを追及しながら、ワイヤーブラのメリットも取り入れた「いいとこ取り」の商品も多いです。
ノンワイヤーブラをメインブラとしてお探しの方は、ぜひ参考にしてください。
①ストラップで調整ができる
ノンワイヤーブラを選ぶ1つ目のポイントは、ストラップで調整ができることです。
ストラップを調整できれば、バストを高い位置でキープできます。ストラップを調整できれば、バストを高い位置でキープできます。
正しい位置でブラジャーを着用できていないと、バストにうまくフィットせず、シルエットが崩れてしまうおそれがあります。
また、ストラップは洗濯を繰り返すうちに伸びてしまうので、調節ができないと徐々に機能性が低下してしまいます。バストの形や大きさに合わせて理想のバストラインを作れるので、長期的にバストメイクを叶えられるでしょう。
②カップ部分の素材に厚みがある
ノンワイヤーブラを選ぶ2つ目のポイントは、カップ部分がバストメイクできる設計になっていることです。
ノンワイヤーブラには、谷間ができにくかったり、バストを支える力が弱かったりするデメリットがあります。
しかし、カップ部分に厚みがあれば、バストを持ち上げてくれるため、きれいなバストに見せることができます。
具体的には、カップ部分にパッドや補正機能があるものや、生地自体が厚めに作られているものに注目してみましょう。
また、カップに厚みがあるブラジャーの多くは、しっかりとした素材が使われており、バスト全体を包み込んでくれるため、外出先でも安心して過ごせます。
③脇高設計でバスト流れを防いでくれる
ノンワイヤーブラを選ぶ3つ目のポイントは、脇高設計であることです。
脇高設計とは、カップの横にある脇部分が高くなっているデザインを指します。
脇高設計のノンワイヤーブラを選ぶことで、バストのお肉が脇や背中に流れてしまうのを防ぐ効果が期待できます。
ワイヤー入りのブラジャーは、脇部分のワイヤーによってバストが流れにくい設計になっていますが、ノンワイヤーブラではできません。
脇高設計の商品を選ぶことで、ノンワイヤーブラのデメリットが気にならなくなるでしょう。
とくに、横になる時間が長いリラックスタイムには、バストの形を整える意味でも脇高設計のブラジャーを選ぶことがおすすめです。
ノンワイヤーブラの着用は昼・夜で使い分けよう!
ノンワイヤーブラはつけ心地が楽なので、長時間の着用に適していますが、昼と夜で商品を使い分けることをおすすめします。
日中の動きに対応している商品や、ホールド力を重視している商品、締め付けがなくリラックスできる着用感の商品など、ブラジャーによって特徴はさまざまです。
とくに、寝るとき用のノンワイヤーブラは快適性を重視し、あえてホールド力を弱くしているものも多くあります。
そのため、昼は昼用のノンワイヤーブラ、夜は夜用のノンワイヤーブラを使いましょう。
以下で、昼用と夜用のおすすめノンワイヤーブラを紹介します。
【昼用ノンワイヤーブラ】ふわわブラ
快適さとバストメイクを両方求める方には「ふわわブラ」がおすすめです。
バストの張りやサイズ変化が気になる生理中も快適に着用できるよう作られており、デリケートな時期のストレスを軽減してくれる1枚。
ノンワイヤーブラならではの伸縮力で、バストへのフィット感を叶えます。
また、カップが一体型となっているため、バストが形崩れしにくいほか、着用後の跡が付きにくい点も魅力。
バストが脇や背中に流れにくい脇高設計になっていることも嬉しいポイントですね。
【夜用ノンワイヤーブラ】キレイdeナイトブラ
「キレイdeナイトブラ」は、ホックやワイヤーなどの不快に感じる要素を取り除き、つけ心地の良さにこだわった1枚。
寝るときの体勢を想定して作られており、脇流れを防ぐために内側のカップでバストを押さえてくれる機能があります。
また、アンダー部分には柔らかい幅広のテープが付いているため、アンダーからのズレを防いでバストをしっかりと支えてくれます。
就寝中だけではなく、お家でのリラックスタイムやちょっとした外出時にもおすすめです。
洗い替えに揃えても飽きのこない豊富なカラーバリエーションも嬉しいですね。
ノンワイヤーブラはこんな人におすすめ!
ノンワイヤーブラは、締め付けや圧迫感が苦手な方や、日常的にブラジャーを快適に着用したい方におすすめです。
また、生理中や妊娠中、産後などバストの大きさや形が変わりやすい時期もノンワイヤーブラが役立ちます。
とくにデリケートな時期は体がむくみやすいので、いつものワイヤーブラのサイズではキツく感じてしまうことが多くあります。
バストへの負担を少しでも減らすために、ノンワイヤーブラをうまく取り入れましょう。
ノンワイヤーブラのメリット・デメリットを比較して使いこなそう!
この記事では、ノンワイヤーブラのメリットとデメリット、選び方のポイントを解説しました。
ノンワイヤーブラは、締め付けが少なく楽につけられるため、ブラジャーが苦手な方にとっては嬉しいアイテムです。
一方で、タイトな服を着るときや、長時間着用するときなど、シーンによってはワイヤーブラが適切な場合もあります。
今回ご紹介したノンワイヤーブラのメリットとデメリットを押さえて、うまく使い分けましょう!