肌への締め付けを苦手とする女性から「ブラジャーをやめたい」という声は少なくありません。
しかし、ブラジャーはバストを支え、美しい形を維持するためのアイテム。やめるとバストにどのような影響をおよぼすのか、気になりますよね。
この記事では、ブラジャーをやめた場合のバストの変化について解説します。
メリット・デメリットを比較して、本当にブラジャーをやめるべきか考えましょう。
ブラジャーをやめた場合のメリット
近年のコロナ禍をきっかけに、女性の美容への価値観は大きく変化しました。
とくに、家で過ごす時間が増えたことで、多くの女性がより「快適さ」や「過ごしやすさ」を求めるようになりました。
女性が着用して当たり前だと思われていたブラジャーも例外ではありません。
ブラジャーをつけることが煩わしくなり、「やめたい」という声が増えています。
では、ブラジャーをやめた場合、どのようなメリットがあるのかを見ていきましょう。
①締め付け感がなくなり開放感がある
1つ目のメリットは、締め付け感がなくなることです。
ブラジャーには、バストを正しい位置で支えるためにホックやワイヤーなどが付いています。ある程度のホールド力があるため、「着用していて息苦しい」と感じる女性も少なくありません。
とくに、長時間着用していたり、体がむくんでいたりすると、いつものブラジャーでも強い締め付けを感じやすくなります。
ブラジャーをやめることで窮屈さがなくなるため、開放的に過ごせるでしょう。
②肌の擦れがなくなり肌荒れを軽減できる
2つ目のメリットは、肌の擦れがなくなり肌荒れの軽減につながることです。
ブラジャーのワイヤー部分が長時間肌に当たっていると、刺激によるかゆみやかぶれが生じるおそれがあります。
とくに、汗をかきやすい夏場は、カップとバストの摩擦に加えて、蒸れによる肌トラブルに悩まされる方も多いようです。
ブラジャー自体をやめてしまえば、肌の擦れを気にすることなく、夏場でも快適に過ごせます。
③買い替えしなくていいので経済的負担が軽くなる
3つ目のメリットは、ブラジャーを購入する経済的負担が軽くなることです。
下着を買い替える適切なタイミングは、3カ月〜半年といわれています。
ブラジャーは、3,000円前後のものを購入する方が多いのではないでしょうか。洗い替えを考えると、決して安い出費ではありません。
ブラジャーをやめることによって、頻繁に買い替える必要がなくなり、経済的な負担が軽くなるので、家計が厳しい女性にとっては嬉しいポイントです。
ブラジャーをやめた場合のデメリット
ブラジャーをやめると、肌への刺激が減ったり、快適に過ごせたりするなどさまざまなメリットを得られます。
しかし、ブラジャーをやめたことで、かえってストレスにつながるケースもあるため注意が必要です。
ここからは、ブラジャーをやめた場合に考えられるデメリットについて解説します。
メリットだけではなくデメリットも把握して、本当にブラジャーをやめるべきなのかを検討しましょう。
①スポーツ時のバストの揺れや痛みが気になる
ブラジャーをやめると、スポーツ時にバストが揺れやすくなり、痛みが生じるおそれがあります。
とくに、走ったりジャンプしたりする動作が多いスポーツでは、バストに大きな負担をかけてしまいます。
また、バストの揺れが気になって、スポーツに集中できなくなるデメリットもあります。
②睡眠時にバストが揺れるのが気になる
ブラジャーをつけていないと、睡眠中に寝返りをうつとき、バストが左右に揺れてしまいます。
近年では、寝ているときに着用する「ナイトブラ」の人気が高まっているように、寝ている間のバストの揺れに不快感を覚える女性も少なくありません。
さらに、ブラジャーをしないことで、バストが上下左右に流れやすくなり、形が崩れる原因にもなるため注意が必要です。
③服をキレイに着こなせなくなる
ブラジャーには、バストを適切な位置にホールドする役割があります。
機能性の高いブラジャーの場合、バストの位置を高くキープできるため、ボリュームのあるふっくらとしたバストを演出することが可能です。
ブラジャーをつけていないと、トップの位置が下がり、服を着たときのシルエットも悪く見えてしまいます。
また、薄手の服だとバストが透けてしまう危険性がある点もデメリットです。
結局ブラジャーはやめた方がいい?
結論から言うと、完全にブラジャーをやめることはおすすめしません。
とくに、外出時やスポーツ時はバストが揺れやすいため、ブラジャーをしていないと、不快感や痛みが生じるおそれがあります。
また、バストトップが目立ちやすくなることで、人目が気になってしまう方もいるでしょう。
適度に動く時間が多い外出中と、家にいて座っているときでは、バストの動きがまったく異なります。
どうしてもブラジャーをやめたい場合でも、家でのリラックスタイムなど、バストに負担がかからないシーンのみにしましょう。
揺れる回数が多いとバストが垂れる可能性あり
ブラジャーをやめてしまうと「バストが垂れる」という情報を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。
バストの垂れとブラジャーは関係しており、ブラジャーを着用しないときにバストが揺れることで垂れの原因になります。
バストには「クーパー靭帯」というバストを支える組織があります。このクーパー靭帯が、大きな揺れによって伸びたり切れたりすると、バストが垂れてきてしまいます。
たとえば、ランニングのようにバストが上下に激しく揺れる運動中にブラジャーをつけていないと、クーパー靭帯が伸びやすくなります。一度損傷したクーパー靱帯は、修復ができません。その結果、バストの下垂が進むおそれがあります。
活動的な日や運動をする際は、バストをキレイにキープするためにも、ブラジャーの着用がおすすめです。
家でのリラックスタイムにワイヤー入りブラジャーをやめるのはあり!
家で座っている時間が多い日や、リラックスタイムなどはバストの揺れが少なく、垂れの原因となる心配はそれほどありません。
しかし、ブラジャー自体をやめてしまうと、バストを保護できないため、外部からの刺激を受けやすくなってしまいます。
また、バストが大きい方は、激しい動きをしていなくても重力によってバストが下に引っ張られ、形崩れや肩こりにつながるリスクがあるでしょう。
そこで、肌への負担を抑えつつ、バストの形を整えて適度に支えてくれる「家用ブラジャー」の着用がおすすめです。
家用のブラジャーは、外出時につけるようなワイヤー入りではなく、ワイヤーやホックがないブラジャーを選びましょう。
締め付け感が少ないつけ心地で、バストの揺れも軽減してくれるので、ブラジャーをしないときより快適だという声もあります。
締め付け感が少ないブラジャーを選んで快適に過ごそう
家用のブラジャーとしておすすめなのが「ブラトップ」「ナイトブラ」「スポーツブラ」といったワイヤーがないブラジャーです。
どのブラジャーも、締め付け感を抑えながら適度にバストをサポートしてくれます。それぞれ特徴や着用感が異なるため、シーンに合わせて使い分けましょう。
ブラトップ
ブラトップは「カップ付きインナー」と呼ばれる下着です。
タンクトップやキャミソールの内側にカップが内蔵されており、洋服感覚で着用できます。
また、バストからお腹まで全体を覆う設計のため、トップが目立ちにくいこともポイント。
締め付け感の少ないつけ心地ですが、最近ではバストをしっかりとホールドしてくれる機能性に優れたアイテムも多くあります。
ナイトブラ
ナイトブラは、寝るときに着用するブラジャーのことです。
睡眠中にバストが横に流れるのを防ぎ、揺れによる負担を軽減させる役割があります。
寝ているときでもバストの形をキープできるので、バストケアアイテムとしても人気です。
ホックでアンダーをしっかりと支えてくれるタイプや、レースがついた可愛いデザインのものなど、さまざまな種類があるので、着用感や好みに合わせて選びましょう。
最近では、昼夜兼用のナイトブラもあり、ワイヤーブラから切り替える方も増えています。
スポーツブラ
スポーツブラは、スポーツ時のバストの揺れを軽減し、快適に動けるように作られたブラジャーです。
ホールド力が高く、伸縮力に優れた設計となっています。
バスト全体をしっかりと支えながら、ワイヤーやホックがなく快適に着用できるため、リラックス用のブラジャーとしても注目されているアイテムです。
ブラジャーをやめたい人におすすめのアイテム
家にいる機会が増えたことで、ブラトップやナイトブラといった快適に着用できるブラジャーが注目されるようになりました。
ブラジャーをやめたい場合は、ノーブラではなく、肌負担を軽減しながらバストを適度に支えてくれる下着を試してみてください。
以下では、ブラジャーをやめたい方におすすめのアイテムを2つご紹介します。
glamore femtech ナイトブラトップ
「glamore femtech ナイトブラトップ」は、タンクトップにカップが内蔵された機能性の高い下着です。
バストの横流れを防ぎ、正しい位置にキープする機能を搭載。また、保形性が高いパッドがバストを中央に寄せてくれるので、高さのあるバストラインを演出できます。
就寝時だけではなく、日中の使用もOK。綿100%のやさしい肌当たりとフィット感で、デリケートな時期でも快適に過ごせます。
美乳deナイトブラ
「美乳deナイトブラ」は、寝ているときやリラックスタイムでのバストの揺れを予防してくれる下着です。
ノンワイヤーでレースなどの余分な装飾もついていないので、肌に負担がかかりません。ブラジャーが苦手な方におすすめの1枚です。
また、バストを整える丸型パッドで、服の上からでもキレイなシルエットをキープ。日中用のブラジャーとしても活躍してくれます。
豊富なカラーバリエーションがあるので、洗い替えに複数枚持っておくのもおすすめですよ。
シーンによってブラジャーの使い分けをしよう!
今回は、ブラジャーをやめた場合のバストの変化について解説しました。
ブラジャーをやめると、締め付け感がなくなり肌への負担が軽減される一方で、バストの揺れが気になるなど、かえってストレスを感じてしまうケースもあります。
バストの揺れや重力によってクーパー靱帯が伸びると、バストの下垂にもつながりかねません。
バストへの負担を軽減し、きれいな形を維持するためには、シーンによってブラジャーを使い分けることが大切です。
今回ご紹介したアイテムを参考に、無理なくバストをサポートしましょう。