女性の毎日に欠かすことができない存在とも言えるのが「ブラジャー」です。補正やバストを豊満に見せる役割があるほか、セックスアピールにブラジャーを利用することもあるでしょう。
ひとえにブラジャーといっても、かなりの種類があり「自分にどれが合っているか分からない」といった悩みを持つ女性も多いでしょう。そこで、ブラジャーの構造や話題のナイトブラをはじめとするブラジャーの種類まで、そのブラジャーの特色を紹介していきます。
目次
ブラジャーの構造
普段から何気なく着用しているブラジャーですが、その構造はどうなっているのでしょうか。より自分にふさわしいブラジャーを見つけられるようになるには、ブラジャーの構造を理解しておくと安心です。
- ①カップ
- ②ワイヤー
- ③ストラップ
- ④サイドボーン
- ⑤ホック
- ⑥アンダーベルト
ブラジャーの構造を知っておけば、下着販売店で相談する際やおすすめポイントを理解するのにも役立ちます。
①カップ
カップはバストをきれいに形成するためと、バストを支える役割があります。カップの内側にパッドを入れるところがあるブラジャーは、「胸を大きく見せる」などの意味合いもあります。
②ワイヤー
ラジャーは生地で構成されているので、ワイヤーがないと動く身体にフィットするのが難しくなります。いわば、ブラジャーの骨組みのようなものです。ワイヤーがあることで、ほかの部位にバストのお肉が逃れてしまうのを防ぐ役割もあります。
③ストラップ
肩ひもをストラップと呼びます。ブラジャーを肩から吊るすのは、ブラジャーがずれることを防止し、バストの重さをしっかりと支えるためです。
④サイドボーン
カップ脇にある硬い素材の棒のことです。
背中や脇に流れてしまいがちなバストのお肉を逃さない、アンダーベルトを固定する、といった役割があります。
⑤ホック
フックアイともいい、アンダーベルトを止める金具です。
上下2段・横3列のホックや上下3段・横3列のホックなど、バストの大きさによってホックの数に変化のあるメーカーも存在します。バストをしっかり支えるために、アンダーバストの軽微な調整に使用されます。
⑥アンダーベルト
バックベルトともいいます。サイドから後ろにまわるベルト部分。伸縮性があり、バストの位置を固定します。
ブラジャーの種類にはどんな種類があるの?
日常で使用しているブラジャーについて、きちんとその役割を理解しているでしょうか。
ブラジャーは、そのときの使用用途で種類に変化をつけるのがベストです。「ブラジャーをしていると姿勢が辛い」などという場合は、その生活に着用しているブラジャーが合っていないことも考えられます。
カップの種類
ブラジャーは使用用途によって種類が違うことはもちろん、カップも種類があることをご存知でしょうか? カップごとの特長を知って、より自分のボディラインに合うブラジャーを見つけましょう。
フルカップ
バストをまるっと包み込むフルカップは、バストアップに優れています。カップの面積が大きいので、大きなバストもしっかりと支えます。またストラップと大きなカップでしっかりと中央に寄せる構造となっているので、バストをよりきれいに見せます。
3/4カップ
ブラジャーの種類が豊富なのが、この3/4カップです。1/4ほどのカップがカットされていることで、寄せたバストの谷間を美しく見せる事ができます。
ホールド力と補正力を兼ね備えたものも多く、バストを斜め下から中央に寄せる機能が高いため、くっきりとした谷間がほしい方にはおすすめです。
1/2カップ
バストを下から支えるのに長けているのが、この1/2カップブラでしょう。「カップの面積が半分なんて」と思う方も多いでしょうが、実際にはもう少し広い面積です。バストを下から支えるのに長けているので、バストのボリュームをアップできます。
下から支える構造になっているので、ストラップを外すことができる1/2カップブラジャーも多く、襟が大きくあいたデザインの服や、オフショルダーの服を着たい際も、ブラジャーに干渉されることが少なくおすすめです。
ブラジャーの機能性による種類
ブラジャーは、そのカップやストラップをとり外しできる構造以外にも、機能性も多くの種類があります。ここではブラジャーの機能性に注目して、その種類をみていきましょう。
ノンワイヤー
カップ下のワイヤーがないブラジャーです。ワイヤーはバスト以外の部位に脂肪が流れることを阻止する働きがあります。そのため自胸の形に合わないワイヤー付きブラジャーを着けていると、締め付けを感じてしまうことも。
そんな場合は、ワイヤーが食い込むことがないので、楽に過ごせます。「家にいる時くらいは楽になりたい」という際もおすすめです。また授乳中など、なんらかの事情があり「ブラジャーの締め付けが気になる」という方にも使えるブラジャーとして近頃人気があります。
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プッシュアップ
谷間をきれいに見せることができるのが、このブッシュアップというブラジャーの種類です。フロント部分が低めの構造となっているので、より谷間をアピールしたいときにおすすめです。
フロント部分が低いことで「バストが流れてしまうのでは?」という懸念を抱える方も多いでしょうが、フロント部分が低いからこそサイドが高くとられていることが多いので、脇肉もバストとして見せることにも優れています。
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シームレス
ブラジャーのカップ部分に継ぎ目や縫い目がないので、肌触りがよくデリケートな肌に悩む女性におすすめです。
また縫い目や刺繍がないデザインなので、薄いシャツを着ていても干渉しない特長を持ちます。このため、夏などの薄着の季節もファッションを邪魔せずに、バストを保護しバストアップを図れます。
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ブラジャーをつける目的によって種類がかわる
日常生活を送るうえで、ブラジャーが欠かせません。しかし、いつでも同じ機能性のブラジャーを着用することがいいとは限りません。
たとえば、スポーツをする際は、運動でバストが揺れやすくなります。そして、汗も多くかきますから、通気性にもこだわりたいですよね。
バストの美しさを保つためにも、その時々によってブラジャーの種類に変化をつけたいものです。世間では、一般的なブラジャーのみにとどまらず、他の機能に長けたブラジャーが多くあります。
そこで目的によって変わるブラジャーの種類に関しても、もう一度おさらいしましょう。自分の生活習慣にあったブラジャーを選べるとよいですね。
育乳ブラ
名前のとおり育乳の目的に長けたブラジャーです。ボディラインの補正にも優れた一面があり、バスト位置の補正に役立つブラジャーです。
バスト周りの脂肪を寄せる造りになっており、シルエットが美しくなります。
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ナイトブラ(リラックスブラ)
ナイトブラは、近頃急速に浸透してきているブラジャーの種類ですね。睡眠中は、自分が自覚するより寝返りなどでバストが揺れています。この揺れからバストを守ってくれる役割があるのが、ナイトブラです。
睡眠を邪魔しないよう、締め付けが少なくリラックス時にも使えるブラジャーの種類です。
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スポーツブラ
スポーツブラは、スポーツをする際に着用するブラジャーです。一般的なブラジャーは、形をきれいに見せ、バストを支える役割をもっています。そのためスタイルアップを目的としているブラジャーが多いのです。
スポーツブラは、スポーツの際にバストが邪魔にならないように揺れを軽減し、スポーツがしやすいようアシストする働きがあります。また、スポーツをする際に汗をかくことも多いでしょう。そのため、通気性や汗の吸収性が高い素材を使っているのです。
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ブラトップ
タンクトップやキャミソールなどのインナーに、バストを支えるカップを備えたのがブラトップです。透けることがないので白い服や薄着になる季節に重宝します。
一昔前だと「ブラトップに補正力はない」と、バストが垂れる印象があったことでしょう。しかし、近頃のブラトップは、バストを寄せたりバストを支える機能が多く備えられ、運動や睡眠時での愛用者も増えてきています。
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【まとめ】いろんな種類のブラジャーで自分らしく快適に
ブラジャーの種類が多くて選ぶのに迷いが生じてしまうこともあるでしょう。しかし、その種類の特長をしっかりと理解していれば、より自分の生活にふさわしいブラジャーを購入できるでしょう。
毎日着用するブラジャーだからこそ、季節にあった素材やブラジャーに求める機能性でブラジャーを選ぶと、より自分らしい生活を叶えることができます。
ブラジャーは直接肌に触れるものだからこそ、その快適さの違いで自分の毎日が変わるといっても過言ではありません。服を選ぶように、ブラジャーもその日によってとっておきの1枚をチョイスしたいですね。